見出し画像

(守備から見る)試合の最初は何を見ればいいのだろうか…?

お久しぶりです…更新を1か月以上さぼっていました。
定期的に更新するのは本当に大変だと身に沁みました…。
これから少しずつ更新していきたいと思います!

今回の内容ですが、今まで何気なく見ている人も多い、

「試合って何を見ればいいんだろうか?」

選手の動き?攻撃?守備?どれも正解だと思います。
今回は堅苦しいことを抜きにして、

一番最初に見るべきところをフォーメーション、特に位置取り+守備の仕方から見ていこうと思います

これを知っていると試合を見るときに、一般にわかりづらいとされる守備が楽しく見れると思います!

1 大前提(サッカーとは?)

まず、大前提としてサッカーとはどういうものなのでしょうか。当然ですが、「ゴールを決めること」にあります。

そのため、攻撃は当然ボールをゴールに近づけることが大前提になります。
それに基づいた守備の考え方は、以下の記事に書いてあるので読んでみてください。


ざっくりいうと、いかにボールを前に進み、ゴールを奪うか。逆に言えば、いかにしてボールを前に進ませないかがサッカーにおける守備の大前提で、私はいつも、それをフォーメーションと位置取りから考えるようにしています。

では詳しく見ていきましょう。

2 最初に見るべきもの(フォーメーション編)

まず、下の2つの図を見てください。
図1

442 攻撃的

図2

442 守備的

今回はわかりやすいように、442をベースに考えていきたいと思います。
2つの図を見て、どういうことを感じますか?
図1は前から守備に行く、攻撃的なパターン。図2はいわゆるブロックを敷くという守備的なパターンになります。

さきほどのリンクをみればわかりますが、守備とは相手のゴールへの道を阻害すること。ボールを取る守備の場合は、相手の攻撃の道筋を限定することにあります。

図1は図2に比べて、ポジション取り(ライン)が高く設定されています。後者は低く設定されています。当然、前者の守備のほうがカウンターを狙いやすい形になります。

後者のメリットは相手ゴールとの距離が離れ、速攻がしにくい分、守りやすい守備ができます。(ゾーン、ブロックを敷くといいます。)

詳しくは以前の記事のリンクを上記に張っているの、見てみてください!

相手がボールを保持している場合、基本的にはリンク先で説明しる通り、いかに縦にボールを入れさせずに、選択肢を削っていき、ボールを奪取できるかがカギになってきます。

では、どこをみればいいのか?私が気にしている部分は、次の2点です。

1 SHのポジション取り(ハーフラインの前か後ろか)
2 ボランチのポジション取り(味方CBに近いかプレッシャーに参加しているか)
3 CFがハーフラインの前と後ろのどこでプレッシャーをかけているか

特に1に関しては、気にしてみるととても分かりやすいのでぜひ見てみてください!

3 なぜSHを見るのか?

当然、「どうして?」となりますよね?いろいろな条件がありますが、ここでは簡単に3点にまとめて説明したいと思います。

1つ目が縦パスがゴールに直結する=基本的には出しにくく守備をするものであるということ。必然的に相手がサイドにボールを預けることが多くなる+サイドが一番選択肢が少ないということ。つまりボールのとりどころですね。

2つ目は相手、組織的に守備をする場合、ロングボールを蹴って打開する場合も多いということ。これは意識しなくても、大きく展開するため説明しなくてもわかりやすいという点

3つ目は、意図的にボールを誘導して縦パスを誘う守備もあるということ。ただリスクがあるので、あまりしないことが見受けられます。

以上のことから、3つ目の場合は、序盤でやることはほぼなく、2つ目はあまりフォーメーション関係なくやる場合もある。そのため、守備側から見る場合は1つ目のSHを見ることをできるだけ癖にしてみています。

ただこれは、オーソドックスな守備のかけ方です。では実際に守備でボールを奪取するときはどうなるのでしょうか?

4 実際のプレー

次の動画をご覧ください。

まずトップ下の選手がファーストプレッシャーに入ります。そのあと、相手の前線の選手が斜めに抜けてしまったため、ボールホルダーはバックパスかサイドしかパスコースがありません。それを見た、守備側の選手が相手のサイドの選手にプレッシャーをかけます。守備側のボランチ周辺には、選手がいないため、縦パスをだされる心配がないですよね。そして、ボールホルダーの向きからも、横パスしかないため、ボランチの選手が自分のポジションをすて、前がかりにプレッシャーをかけています。

この例だと、トップ下の選手がプレッシャーをかけることでがスイッチとなり、後ろの選手が状況判断して組織的にボールを取って、カウンターにつなげている攻撃的な守備ですね。

つまり、我々観戦する側からしてみたら、

1 縦パスの選択肢がないか
2 しっかり誘導できているか
3 何よりも連動して守備をする=組織的な守備が浸透しているか

これが観戦ポイントだと思います。そのために、SHのポジション取りを見れば、そこでボールを取りに行くかがわかる=そのチームがどのように守備をしていくのかが見えてくるわけです。

5 最後に

試合観戦しているときに、こういうことを意識すると、行くシーン行ってはいけないシーンなどが、慣れてくるとわかるようになります。

しかし、前からプレッシャーをかける選手にとってみると、後ろの状況判断や周りのスペースなどはとても見えずらいのです!当たり前ですよね。映像を例にするなら、前に全力でプレッシャーをかけるときに周囲の状況確認と判断をしなければいけないから。

だからこそ、守備においてピッチ内外のコーチングはものすごく大事な意味を持っています。「行くな!」「待て!」「GO!」など、なんでもいいんです。行くか行かないかの判断が共有され、コーチングできると守備力は格段と上がります!

だから、観戦するときは(聞こえるわけないですが)、ピッチよりもある意味良く見える景色で、こういったことを叫ぶようにしています。(自己満ですが...)

今回はこのあたりで終わりたいと思います。
更新頻度は下がりそうですが、少しでも観戦の役に立てるようなことをやっていきたいと思います。

少しでも観戦が楽しくできるように!かつ選手の助けとなれるように!

をモットーに記事を挙げていきたいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?