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2020年の大宮アルディージャの総括と来年の展望

※かなり個人的な考えも含まれていますので、不快だと感じた方は見ないことをお勧めします。データに基づく…というより感じたこと+自分の記事を振り返った総括になります。

2020年はとても悔しいシーズンになってしまいましたね。来年の今頃を笑顔で終えられるよう、記録として残しておくために、この記事を書こうと思います。

少しでも見てくれる方は、長くなりますがお付き合いください。

1 2019年の大宮アルディージャ

昨年度の内容は、色々なところでも出ています。特にメキシコさんの記事がとても分かりやすいので、読んでみてください。今回は2020年なので、端的に指摘していきます。

①序盤戦はつなぐことを意識した設計
②ケガ人が多くなった、夏ごろを境に、カウンター偏重サッカーになった

特に②のカウンター偏重ですね。ただ、このサッカーが悪いわけではありません。特にサッカーというスポーツはボール奪取後が一番、数的有利を作りやすく、得点しやすいタイミングだからです。

ただし、昨年の大宮や今年の福岡などがそうですが、どうしてもカウンターをする場合、取るまでは設計できても、そこからのカウンターは選手の個に頼らなければならないため(大宮の場合はフアンマの存在ですね)、勝ち続けることは難しい。特に通常のルールなら終盤戦に向けて、降格があるので、とにかく蹴って、引きこもるサッカーをしてくるチームが増えます。そうすると必然的に引き分けが増えます。昨年の大宮ですね。今年は降格がないため、そういうサッカーするチームが少なく、自分のスタイルを貫くチームが多かったですね。つまり、昨年は3位だけど主導権は握れていないと感じていました。

だからこそ今年は
①昨年身に着けた守備のプレスに加え、ゾーン守備を仕込むこと
②カウンターを中心に繋ぐことでも攻撃ができるチームにすること

この2つを考えていたのではないかと思います。ただこれは、違うベクトルに見えてそうではなく、どちらにも言えるのは、相手どうこうではなく、自分たちの力で主導権を握るために必要な手段だと思います。詳しくは後日書くかもしれません。守備と攻撃の連動はプレスとカウンターだけではないということです。

補強に関しても、特に守備やカウンターに適した人材を補強し、守備に難のある選手を放出してましたね。ただ、繋ぐとなると…(この後触れます)。

2 2020年の大宮アルディージャ(試合編)

では、実際はどうだったのでしょうか。自分のツイートを確認したら、11月にこのようなツイートをしていました。私が感じていたのは、2017年の大宮で、「徐々に弱くなっていった」と思います。

〇攻撃のトラブル

では、実際はどうだったのでしょうか。自分のツイートを確認したら、11月にこのようなツイートをしていました。

このツイートのまま、シーズンが進んでいきました。それでもシーズン通して見れば、ビルドアップについては、本当にうまくなったと思います。

特に上記の記事で指摘していることに対しては、サイド攻撃に関して最初からかなり形になっていたし、アンカーについてもやり始めたのは、中終盤戦からですが、小野選手と小島選手になってからは選手による分担から流動的なものに変わっていました。少なくとも、ビルドアップに関しては今年ものすごく成長したと思うし、クリアがかなり少なくなった。ただしペナルティエリア周辺を攻略する部分は未整備でクロスが多い。またそのクロスや肝心のシュートがまったく枠に行かない。序盤戦は特にきれいに崩すまでシュートを打たなかった。これにより得点ができなくなったことが、暗黒期の夏場の引きこもりサッカーにつながる大きな要因の一つではないではないかと思います。攻撃に関してはとにかく、得点が取れないことで、できることがどんどんできなくなっていきました(サイドチェンジや縦パス、プレスなど)

〇ワントップの機能不全

誤算だったのは、FW登録の選手。特にワントップで試された選手が全員機能不全になり、一番良かったのが菊地選手ということです。攻撃に関しては、収まらない、得点が取れないというのも当然あります。ただ、それに関しては、クロス精度、縦パス精度など、一概にFWだけの選手とは言えないし、ワントップである以上、シャドーが得点できないとどうにもなりません。実はシャドーの得点力が大切なのに、ほぼケガで離脱してしまいましたしね。こここのトラブルは誰がみても明らかなので、あまり触れないでおきます。

もう一つは守備での誤算です。これに関してが、かなり大きな問題で、菊地選手をワントップで起用せざるおえない理由だと思います。

基本的な守備に関しては、上記に書かせていただきました。とにかく前線の守備に必要なのは、後ろが出やすいように、出しどころを制限すること。そしてただ近づくだけでなく、「取られるかも?」と思わせるようなプレッシャーが絶対条件です。この守備について、特に前者はともかく、後者に関して、ワントップで起用された選手でできる選手は菊地選手と富山選手だけでした。イバ選手はある程度できるようになってましたが、前半でガス欠、戸島選手もほぼ同じ。しかもスプリントの数はかなり少ない。ハスキッチ選手はほとんどできない。そうなると、後ろは前にでれないため、徐々に後ろに重心が行くようになり、やられ放題になってしまいます。昨年はフアンマ選手がそれができており、運動量もある。収まる。当然どのチームでも機能しますよね。逆にロビンは守備に難があるので、最初から使うことが難しかったと思います。

話は戻りますが、この守備の問題はいつからあったのでしょうか。

かなり最初のほうに書いた記事なので、見にくいです。すみません。なんと開幕戦から指摘していました。つまり、一年間通して修正できなかったということです。コロナで仕込めなかったのもありますが、オフシーズンで仕込めないと、来年も大変なことになると思います。

〇攻守のスイッチ

守備に関しては、菊地選手が最終的に守備のスイッチ(守備に最初に行く選手)になることで解決していましたが、この起用に至るまで、守備のスイッチがシャドーになってしまい、出遅れていたので、徐々に前に出れなくなり、夏場の引きこもりサッカーになっていました。詳しくは前述しているものを見てください。

では攻撃はどうでしょうか。今シーズンこんなことを思いませんでしたか?「バックパスが多い」「横パスが多い」「スピード感がない」など。これに関しては、色々なご意見があると思います。私自身は「攻撃に対してリスクを負わなさすぎること」「縦パスやサイドチェンジなどスピードをかえるパスが出せなくなっていったこと」。アウェイ磐田戦が特に顕著でしたね。

ただ言えるのは、CB陣。特に西村選手、山越選手、河本選手、畑尾選手、高山選手、河面選手、マクシメンコ選手。今年のCB陣はほぼ全員、精度は違えど、ほぼ全員ができています。特に西村選手と山越選手、高山選手のフィードはすごくレベルが高いと思います

問題はボランチだと思います。しかも、序盤戦はできていたのに、試合を重ねるごとにできなくなっていきました(対策されているかどうかに関わらず)。

今回は感じたことを総括しているので、もう少し考えています。
例えば小野選手と小島選手。二人は色々なことができる、テクニックのあるボランチです。ただ、一番の強みをそれぞれ考えてみるとどうでしょうか。

まず、小野選手の強みは何か。それは、広大な視野の広さとサイドチェンジのできる精度の高いフィードだと思います。大宮の攻撃は基本的に、渡部選手が特にそうですが、渡部選手のいる選手で剥がした後に、サイドチェンジして翁長選手やイッペイ選手に一対一を仕掛けさせることが一つの形でした。この強みは大山選手も当てはまりますね。

では小島選手はどうでしょうか、1つは体を入れることによるキープ力によるボール保持の安定性。もう一つは、センス抜群の相手陣に差し込む決定的なパスだと思います。詳しくは以下の記事を参考にしてください。

大山選手はこの両方をバランスよく持ち合わせており、それを使い分けることに長けた選手だと思います。今年は特に。三門選手や石川選手は言わずもがな、豊富な運動量による守備力ですね。

私のイメージでは、小野選手はゲームを広げる幅を作るレジスタ(指揮者)小島選手はゲームに深さを作り、創造性に富んだパスを出すファンタジスタですね(おおげさですが)。

だからこそ、この二人を、特に小島選手を抑えられれば機能しなくなることは目に見えていました。得点が取れないのは、当然FWにもありますが、実はここができなきなったのが、結構大きいし、対策されるようになったのも大きいですね。

※実はこの小島選手への指摘はプレマッチで触れてました…。

また、大宮の場合はできることは増えた割に、それを使い分けることができなかったのも、このボランチの力が結構大きいのではないかと感じます。

3 2020年の大宮アルディージャ(良かったこと、得たもの)

では、よかったことは何だろうか。というか、さんざんいろんな人にばかにされていた「土台」とか「積み上げ」とは何だったのか。私自身が感じていることを記録していこうと思います。

〇ユースや若手の台頭

これはだれしも感じているのではないでしょうか。黒川選手や西村選手をはじめ、たくさんの若手が高木体制の中で花ひらきました。しかも伸びしろ満載で、すごくわくわくします。またここ数年のユースの台頭や若手の起用などは、大宮アルディージャのチーム理念を考えると、これからも進んでいくのだと思います(社長が変わって不安ですが…)。「地域とのつながり」これは、キーワードとして、サポーターは知っていたほうがいいかもしれません(チーム理念ですしね)。

勝ちが地域貢献なのは当たり前だし、そんな当たり前のことは普通指摘しないと思います。評価されればユースであろうと、引き抜きにあうのは当たり前です。それは、どういった選手でも同じです。そんなことを論議しても抜かれる選手は抜かれるし、残る選手は残る。ただ、その勝ちへの道筋がユースと地域貢献なのではなかなと思います

ここでユース選手について、なんだかんだ色々言われていますので、感じたことを一つ、書かせていただきます。

昨年の総括の部分で大宮談義会の人たちが記事にしていたものを見て、意識的に今年見てきた中で感じたことです(詳しくは談義会で検索してください!)

一番感じたのは、個人技として「うまい」選手も多いし、「個性」のある選手を意図的に昇格させているように見えます(奥抜選手や小島選手など)。ただそれは選手一人ひとりの特性であって、ユース全体としてどうなのか。私が今年感じたのは、「ボール保持に関して抵抗感がまったくない」+「繋ぐことを前提に、相手の嫌なところにポジション取りが意識的にできる」=「相手の押し込む時間を増やせる」。これをすごく感じました。

左サイド攻撃

例えば上記のようなパターン。裏のスペースを使う渡部選手、間に落ちる黒川選手、菱形(上記だと河面・黒川・小島・渡部)を作るためのポジション取りをする小島選手など、スペースを見つける、入る動きを通してビルドアップに必要なポジション取りを自然とやっていることが今年一年でよくわかりました。当たり前だと思うかもしれませんが、これを平然とやれることはかなりすごいことです。少なくとも今までのトップチームはほとんどできていなかったと思います。

特に高木サッカーではサイドの攻略を個ではなく連動性で崩す+主導権を取るという意味で、少なくともボランチやWBについてはユース組が適性が高かったのではないかと感じました。

例えばユースの試合の、ビルドアップのパターンの一例はこのような感じでした。

図①

ユース崩し①

図2

ユース崩し②

図1から図2の変化。あくまでもサイド攻略の一例ですね。ここでのポイントはトップの3バックと同じく、SHにボールが入った後に、オーバーラップ+間に立つ動きを通して、連続して菱形を作っていることです。両サイドで同じことを何回もやっているので、ユースのサッカーで仕込んでいることだと思います。ただ、深くボールを運べてもそこからのクロスやパス精度が足りないのも、やはり大宮ユース全体の足りないところみたいですね。ちなみにそこで、無理ができ、攻撃でスイッチを入れるのは柴山選手でした。また、このサッカーをトップでもしたいのでしょうから、高山選手や加藤選手など足元に長けた選手を昇格させるのもわかってきますね。少なくともカウンターだけのサッカーはしていません。

上記の記事は談義会でも取り上げていました。改めて今年振り返ると、「繋ぐこと」を手段に、主導権を握ること。これがユースの中で一貫していることがわかります。保持することは大事だし、力関係の下、守備の時間が長くなることもあります。また結果を求めるトップでは堅守速攻にせざる負えないということも触れてます。2019年のユースの試合を見ていると、やっぱりカウンターや保持など、偏ることなく色々な事をやっている中で、主導権を握りにかかっていることが見て取れました。その中で、飛びぬけた個が必要なのもわかります

〇高木監督による土台作り(中長期視点とチームスタイル)

上記は就任当初の記事で、談義会の皆さんの記事で参考にさせていただきました。「閉じ込める」これがポイントですね。

最初に触れないといけないのは、「引きこもりサッカー」も「ボール保持」も「カウンター」もあくまで手段であり、閉じ込める=主導権を握ることを目的としていることが、コメントからもわかると思います。そして、どれにも偏重しないサッカーが大事であるということもわかると思います。

就任以前のサッカーは現実的な勝ち点もあり、カウンターイケイケサッカーがかなり多いのが大宮でしたね(石井体制やベルデニック体制もですかね)。ただそれは、設計されたカウンターでしたが、あくまで個人のスキルかなり依存したカウンターでした(大前選手やノヴァコヴィッチ選手など)。意外とチャンスは多くなかったけど、それを仕留める個があったから得点できた。栃木のように設計したカウンターの攻撃力ではない。それは、ケガなどで戦列を外れると機能しなくなることからもわかると思います。また442が多かったのも、オーソドックスかつ、カウンターのしやすいフォーメーションだからだとも思います(私見ですが)。

では、高木サッカーを通して何を得たのか。さんざん馬鹿にされている土台とはなんなのか。

上記のコメントでもありますが、「中長期的視点」というのは、大宮アルディージャがこういうチームという確固たる「チームのスタイル」のことで、それをクラブ理念である地域貢献などを経ることで、確率して、勝っていくことだと思っています(私見)。

地域貢献(ユース路線など)⇒スタイルの確立(トップとユースの融合)⇒勝利(昇格や優勝)⇒さらなる地域貢献

こういうことなのではないでしょうか。ここ二年の取り組みをみていれば、感じることも多いと思います。

その中で、すべてをやろうとしてうまくいきませんでしたが、少なくともユース路線とスタイルの確立には着手したのかなと思います

その中で、高木監督の二年間でスタイル確立のために必要な様々な「道具作り」と「考える力(まだまだですが)」を鍛えてきたのかなと思います。

道具作りに関しては、攻撃なら「ビルドアップ」もできるようになり、「カウンター」もできる。守備は昨年から「プレス」も「ゾーンディフェンス」もできる。これらを満遍なく高い水準でできるチームはそうは多くない。例えば昇格した二チーム。徳島は攻撃はどちらもできるが、ゾーンディフェンスはまだまだ甘い。福岡は一年で守備の両方を仕込み(すごい)、カウンターを仕込んだが、ビルドアップはまだ未着手。

では大宮が勝てなかったのは、ケガ人もそうですが、本当にこれらの武器を使い分けることができないということ。それぞれはできるんです、ただ同時に使うことができません。上述しましたが、そのためのスイッチ役がいないくなってしまったんですね。磐田戦なんかは遠藤選手がその役割を担い、露骨にボランチの差がでてましたね。

「考える力」…というより発信する力ですかね。まだまだ発展途上ですが、試合を重ねるごとに、飲水挟まなくても守備のやり方を変えたりしてましたよね。また若いユース選手も含めていろんなところで話しているのが、序盤戦よりも増えた。ただ鼓舞する選手がいないのはダメですが…。これらの使い分けを本当によくできていて、終始主導権を握っていたのが、最終節新潟戦ですよね。

※おまけ

今年全体通して一番よかったのはキーパーですかね。笠原選手も含め、めちゃくちゃフィードも良かったし、コンディションも良かった。なによりアップが興味深い。要注目ですね!ただし、ケガ人多くて、そのあたりはちゃんと総括しないといけないですが。

4 来季向けた補強

※あまりいるいらないで言いたくないし、人数足りないというのもすぐわかるので、今回は補強を通して見えてくることで考えます。

ポイントは2つあると思います。

1つ目は、ユース出身者をどれだけ残すことができるか。これはチームの根本に関わることなので一番大切です。また同じくらい大切なのが、昇格した選手が同じようなサッカーに適応できるかということです。当たり前ですが、ユースだろうがいい選手は引き抜かれます。それは加入選手も変わりません。ただそれはサッカーとしてはそうですが、チーム理念としてはよろしくない。だからこそ、声のかかりそうな選手(奥抜選手、黒川選手、小島選手。個人的には奥抜選手)を残せないならクラブの方針に関わると思います。また、引き抜きは定期的に起こるのは当たり前で、大事なのはユース出身者や大卒を毎年スタメン…とはいわなくても戦力として見ることができなければ、本当の意味でユースの意味を見出すことはできないと思います。それなら引き抜けばいいでうすから、今まで見たいに。

2つ目各ポジションについてです。

一つ目はCF。ただ、私の中ではここの補強優先度は低いと思ってます。一つは、単純にハスキッチやイバよりも上のFWを本当に連れてこれるのかということ。もう一つは、今年強く思いましたが、守備をしっかりでき、攻撃もある程度こなせる外国人FWが実は多くないのではないかということ。特に守備面が厳しい。「攻撃に専念させれば?」という意見も聞きますが、近年のサッカーでそれをやるなら相当なスペシャリティがないと無理だし、それでは2018年以前の選手依存のサッカーに逆戻りだと思います。むしろ取るのであれば、献身的な日本人FWではないかと思います。そもそも決定力なんてものはどのチームも必要なのであって、J2下位ではそういった選手が取れるとは思えません

二つ目はボランチ。実はここで今後指針が見えるかなと思います。上述しましたが、今の大宮は自分で判断してスイッチする選手がいなくなった。昨年は茨田選手がやっていましたね。決定力のある選手は私の中で加入は難しいと思っています。ならばその決定機の数を増やすしかないと思います。そのためには磐田の遠藤選手のようにスイッチ役がどうしても必要です。それは今のボランチでは波があり、常にできません。こういった選手も取ってくることは難しいですが、小島選手や小野選手、大山選手の成長にかけるなら補強はないでしょうし、一年で昇格優勝まで考えるなら、ここに外国人選手を当てるまであるのかな?と個人的には思ってます。ここの入れ替わりで、ユース路線と外から融合が見えるかなと思います。SH(WB)についても同じですね。クロスの質など、成長を考えるか外の選手を取るか。この辺りでも見えそうですね。

5 最後に(今年見えてきたこと)

昇格がなくなった時点でこのような記事を書いてました。

この中で、触れている大宮が求める「チームのスタイル」は何か。ユースも含めてどこを目指しているのか。抽象的でいいなら、主導権を握って相手を閉じ込めるサッカー。

もう少し具体的に、得点シーンなどから考えたときに見えてきたのは、ずっと以前からいっていましたが、「カウンター」をメインに、ビルドアップを「手段」として使えるときが一番強い。山口戦の畑尾⇒奥抜のような短いビルドアップですよね。これも本来プレスにくるはずだけれど、はがされる可能性もあるからうかつに飛び込めない。そこに一発で早いパス。来シーズンはこのメインウエポン:「カウンター」、サブウエポン:「ビルドアップ」がどれだけ見れるのかをシーズン通して見ていきたいなと思います。

ただ一年昇格を考えるなら、堅守速攻(福岡みたいな)が一番いい。ただやっぱりそれだけでは勝ち切れないことは2019年や選手が抜けれて降格した2017年でわかると思います。だからこそ、今年までで得た道具を使い分けること。それにより主導権を握る新潟戦みたいな試合が増えることが大切かなと思います。

最後に。今シーズンの大宮は最初で触れましたが、徐々に弱くなったシーズンでした。ただ最後の数試合は力の差も希望も感じたシーズンだったと個人的には思います。ただ順位はチームの最低記録です。来シーズンは4チーム降格もあります。現実的には今年の勝ち点だと50が安全圏。まずは誰も言わないと思うので、あえて言いますが残留できることが第一目標だと思います。ただ現実的にはそうなのであって、やっぱり昇格優勝して、強い「大宮アルディージャ」が見たいと思いました。

6 最後に(自分自身のこと)

まずは、お礼を言わせてください。実は今まで一人でスタジアムに行くことが多く、昨年プレーオフも一人で泣いて帰りました。その中で、談義会のツイートを見て、少しでも発信していこうと感じたことがきっかけで。ナシオナル戦から勝てない時期や中傷などもあり、かなり折れかけましたが、一年間通して発信し続けることができました。

そのおかげで、色々な人にこんな拙い記事を見ていただき、「サッカーをいろんなところから見れるようになった!」というコメントもたくさんいただき、当初の目的も少しずつ達成でき、またスタジアムでもたくさんの人と交流でき。声をかけてくださり、徐々に一人で参戦することのほうが少なくなってきました。

だからこそ、行動してよかったし、悔しさも多いシーズンでしたが、充実もしていたシーズンでした。本当に一年間、発信し続けて本当に良かったと思いました。また来シーズンも少しでも色々なサポーターと交流して、仲間を増やしていければなと思います。

本当に今年一年、ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします!



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