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大宮アルディージャドラフト会議

1 はじめに

今回、6月5日にちくきさん主催で大宮アルディージャドラフト会議を行いました!
参加者は総勢6人で行いました。みなさん、歴戦のサポたちで、様々な選手の取り合いが交錯するとても面白いドラフトになりました!

ルールに関してはざっくり、以下の通りで行いました。
1 監督を指名して重複したら抽選
2 選手に関しては3人目までは希望選手を出し合い、重複したら抽選
3    4巡目以降はウェイバー制、逆ウェイバー制を行う(野球のドラフト制)

また、ウェーバー制に関しては私は3番目。逆ウェーバー制に関しては4番目でした。

今回は、
「どういう意図でチームを作ったか(チームコンセプト)」
「ドラフトの選手をどう選んだが(選んだ理由及び作戦)」
「ドラフトを行った感想」

以上のことを中心に記事にしていこうと思います。

2 チーム編成のコンセプト

まず、下の図を見てください!

大宮ドラフトデータ

この図が私が、このドラフトに参加する前に、考えていた各ポジション・第6希望まで考えたものになります。ちなみに黄色の選手は3巡目までのドラフトで少しでも多く確保したかった選手で、ピンク色がその次に取れたら嬉しいなと思っていた選手になります。〇がついている選手が今回、獲得した選手と監督になります。

これらを組み合わせて私が編成したフォーメーションは以下の図になります!

〇監督:ベルデニック

大宮ドラフト

今回は、考察でも何でもない、ただ好みを垂れ流すだけの記事なので、思いのたけを書いていきたいと思います!

突然ですが、みなさんは監督業に一番必要なものは何だと思いますか?いろいろな意見があると思いますが、私は好きなサッカー戦術があり、それを確固たる意志で貫けることだと思います。

最近のサッカーでは、中学サッカーレベルでもパスサッカーが浸透し、パスサッカーできれいに崩すサッカーが大好きな人も多くいますよね(川崎フロンターレのような)。おそらくそれが大多数ですよね。

私はどうかというと、パスサッカーは実は大嫌いです(笑)。理由はいたってシンプルで、ビルドアップって怖くないですか?
サッカーをやったことがある人、特にCBをやる人は感じたことある人も多くありませんか?現代サッカーではCBがビルドアップすることは必須に近いですが、どうしても後ろにキーパーしかいない状態、しかもプレッシャーをかけられている状態でビルドアップは死ぬほど怖いです!ミスが失点に直結するわけですからね…。

では、どんなサッカーが好きかというと、いたってシンプル、いわゆる縦ポンサッカー大好きなんです。特にブロックを敷くサッカー大好きなんです。

これは、自分が選手の時に格上のチームと戦う時に、信じられないくらい失点せず、相手が焦り、ミスが続く。そうすると、めちゃめちゃしんどいはずなのに、サッカーがすごい楽しく感じ、無限に走れるのではないかと感じるほど、サッカーが楽しかった経験をしたからです。

ただ、サッカーの戦術において、ブロックを敷くだけの監督はなかなかいない。でも、このサッカーをするためにひつようなのは、どんなにやられても自分たちのサッカーをやりきれるメンタリティどんなにやられてもスペースを埋め、相手にやらせないだけの走力が必要です。では、これらを満たす監督はだれでしょう。そうベル爺ことベルデニック監督しかありえません!

2 各選手を選んだ理由と作戦

まずは、選んだ理由は大きくわけて2つあります。一つはただただ好きな選手を取りたかった。2つ目は上記のサッカーをやるうえで、どうしても必要な「核」となる選手を取ることです。
ちなみに、私はこの2つを兼ね備えている、菊池光将を迷わず第一希望にしました!

「核」となる選手とはどんな選手だろうか?正直、2017年を思い出してかなり複雑ですが、

1 運動量
2 メンタル・フィジカルともに屈強なDF陣。この戦術だとかなり相手にボール保持されるため(ビルドアップはなくても可)。
3 個人技による攻撃(DFにかなり選手を割いてしまうため)
4 展開力・キープ力のある選手(ボールポゼッションのため)
5 ボランチのバランサー
6 少ないチャンスを決めるストライカー

以上が必要だと感じました。これをもとに、先ほどの図を見てみると、何となくわかりますかね?
ちなみにドラフトでは先にとられた戦選手もいたのですが菊池光将、ノヴァ、マテウス、カルリーニョス、チョヨンチョル、三門、フアンマ、冨田、中村北斗、杉山新、北野の順で指名しました。

次は各選手について、ポジションごとになぜ指名したかを見ていきたいと思います!

3 選手の起用理由(ポジション別・選手別)

〇GK 北野貴之

十一巡目(最後)に指名した選手。最後指名の理由はいろいろありますが、今回のドラフトではGKを先に指名する人が少なかったため、後回しにしました。すみません…。

ところで、GKに必要なものはなんだろうか。セービング、足元の技術、ほかにもたくさんあると思いますが、私にとって一番大事だと思うのは

「魂の力でゴールを守り抜く守護神」

これにつ尽きると思います。その中で、全盛期の北野は残留争いをしていたこともあり、シュートを打たれまくったことも多かったですが、なぜか止める、とにかく止める、なんでも止める!というキーパーのように感じてました!なんで止められるのかわからないけれど、その立ち振る舞いのオーラもあって、魂のGKのイメージがすごく、選出しました。あと、サポーターへのファンサービスが神。

〇左CB  菊地光将

迷わず一巡目指名した選手。この人を選ばないのはあり得ないと思った、大宮が誇る最強の壁。移籍してきた理由も泣けるし、移籍した時は泣きました。

いまだ劣らぬ、空中戦の強さはこのチームでサッカーをやる上で欠かせない、不屈の心と高い高い大宮の万里の長城として立ちはだかることでしょう!北野と同じく、

「魂でゴールを守り切る」

この一点は、ほかのCBと比べても長く大宮に在籍し、つらい時も良い時もともに戦った菊地選手だからこそより強く持つことのできた「力」だと思います。

移籍は本当に泣きました…いつか大宮に帰ってくることをいつまでも願っています!

〇右CB 冨田大介

八巡目で指名した選手。CBにとって必要なもの…というよりもチームとして必要なもので、よく考えるのはGKからCFまでの縦ラインを充実させることだと思っています。その中で菊地選手と組むなら誰か。本当に悩みました(絶対河本取られるし)。

その中で、ふと頭をよぎったのが冨田選手でした。実はサポ歴が10年の私は、大宮でのプレーをほとんどみたことがありません。それでも甲府や水戸での試合を見たときに、なぜかすごく印象に残っています。

色々な試合を見ていて、なぜか全然この選手を抜けない、このチームはこの選手がいると、チーム強度が大きく上がる選手っていますよね!後ろにいるだけで安心する鉄人CB。菊地選手とともに、チームを鼓舞し、支える屋台骨としてみたくて選出しました!

〇左SB 中村北斗

九巡目に指名しました。このチームを考えるとき、どうしても前線が攻撃になるので、SBは守備的な選手を取ろうと思ってました。ただ早々に取られてしまったので、もう一つ考えていた中を占めて、サイド攻撃を重視していく形で行こうと決めました(行き当たりばったりですね…)。

攻撃的左SBで真っ先に思いついたのが、中村選手でした。小柄ながら、フィジカルも悪くなく、FW出身でいろいろなポジションもできることから、SBなのにパス・ドリブル・シュートとなんでもできる、まるでマルセロのようなSBのイメージで、絶望した2014年シーズンを戦ってくれた、思い出深い選手の一人です!後にも先にも、私の中で最高の攻撃的左SBでした!引退は悲しかったなあ…。

〇右SB 杉山新

十巡目に指名。攻撃的な選手の中で真っ先に思いついた右SBがメロでしたが、間違えて取られていた選手を指名してしまい(すみませんでした…)、改めて考えた中で、杉山選手を指名しました。

指名した理由は、選手としての能力もそうですが、私自身のサッカー感を変えてくれた選手だからです!

当時、私自身は高校生で、SBをやることは多かったのですが、全然走れない選手でした。みなさんも経験あると思いますが、走る練習はやりたくないですよね…陸上選手ではないのですから。攻撃参加に必要な体力なのはわかりますが、「DFなのだから、しっかり守備をすることのほうが大切だ!」よ思って、走ることから逃げてました。そんな中で、杉山選手は攻撃参加もしつつ、最強の運動量で守備に穴を作らず、しっかり戻ることを90分間できる選手で衝撃でした。私が思っていたことは言い訳なんだなと、自分が試合している中でなく観戦している中で初めて感じました。そこから、少しずつ走るようになり、攻撃参加の楽しみも知りました!

またもう一つは、杉山選手は糖尿病を患いながらも長く選手を続けていたことです。私自身もヘルニアもちで、なかなかサッカーができず、あきらめていましたが、杉山選手のコラムを見て、最近フットサルをまた始めようと思い、行動に起こし始めました(自粛で流れましたが…)。

本当にいろいろな意味で、感謝してもしきれない選手です!

〇左DMF(ボランチ) カルリーニョス

四巡目で選出。このチームの中で、キーマンとなる、試合をコントロールする選手として選出しました。

カルリーニョスといえば、2015年に金澤選手と組んでいたダブルボランチの一角として猛威を振るっていました。この選手、なんといっても

圧倒的視野の広さと正確無比なサイドチェンジ

この二点においてまさに職人技といえるくらいすごい…。正直、攻撃的なボランチで個人的には大宮の中で一番破壊力のある選手だと思います。キック精度と視野の広さから大宮のモドリッチといっても過言ではありませんね!カルリーニョスには大宮の攻撃の心臓になって欲しいです!

ちなみにカルちゃんは守備が不安視されていますが、守備をしないわけではないんです!ボールを追いかけまわしすぎちゃうんです!外国人選手にありがちですが…。何とかなる秘策は考えています!

〇右DMF 三門雄大(キャプテン)

六巡目に指名。カルリーニョスと組ませるには、絶対に金澤か三門選手が必要だと思い、獲得しました。

獲得した理由の1つ目は、大宮以外のチームでも任されるキャプテンシーです。これは、大宮には藤本選手以外にあまり見かけませんよね。試合はどんなときでもつらい時があるものです。そこを鼓舞してくれる闘将タイプの選手、特に真ん中のポジションでチームを引っ張れる選手は、今まで大宮で藤本選手か三門選手しかいないと思いました。当然、藤本選手は早々に取られたため、早めに獲得しました!

もう一つは、守備のタスクを握ってもらいたかったからです。よく同タイプの石川選手と比べられますが、三門選手は組織守備、とくに守備のスイッチを入れ、カウンターにつなげることがとてもうまい選手です。だからこそ、三門選手には大宮の守備の心臓になって欲しいです!ついでに、カルちゃんの守備もコントロールしてくれると思いますので相性も良いと思うので、早期獲得しました。

〇左SH チョヨンチョル

四巡目で獲得。このフォーメーションはライン低く、ブロックを敷くことを前提にしているので、サイドの選手には個人技で打開する選手がどうしても必要になります。その中で、この選手はシュート以外、ドリブルやクロス、パスなど、チャンスメイクに優れている選手というイメージがとても強く、選出しました。

またもう一つは、私自身のこだわりですが、サイドの選手にはガンガン仕掛けて、シュートして欲しい⇒カットインをSHには求めています。だからこそ、左SHには右足で、カットインからのシューとができる選手を選出しました。

普通は技術に優れた選手は真ん中に置きたがる人が多いですが、筆者個人的に、いろいろなことを高い水準でこなすことができる選手をサイドにおいて、起点を作りたかったということもあります。

〇右SH マテウス

三巡目に指名。とにかく指名したかった選手。理屈抜きで大好きな選手です!いろいろな人から、パスしない、オナドリなどなど様々なことを言われ続けている選手ですが、私の中では大宮史上、

最も期待感に溢れた選手

この一言に尽きると思います。加入時の謎の助っ人感。あのスピードからのゴリゴリドリブル。あのロマンあふれるフリーキック。強烈な左足。何よりも、この選手が持てば、何かを起こしてくれる期待感。サッカー選手として一番大切なもの備えた選手だと思います。

また何より、10代で加入し、少しずつ成長し、羽ばたいていった選手。生え抜きではないけど、間違えなく生え抜き選手だと思います!移籍の時は、本当に悲しかったけど、巣立っていた小鳥を見守る親鳥のような気持でした。

これからも応援してます!いつまでものびのびしたサッカーで、サポーターを魅了してください!(いつか帰ってきて

〇左CF フアンマ

七巡目に指名。昨年、ともに戦った重戦車FW。この選手を獲得しようした理由は、マークの分散と鬼キープです。

2トップでノヴァと一緒に組むので、どうしてもマークがノヴァに集中するため、生半可なFWでは機能しない。だからこそのフアンマ。どんなところでもキープするフアンマ。ドリブルも悪くないフアンマ。スピードはないが、点も決められるフアンマ。最高ですよねフアンマ(なんで移籍したんだ…)。

特に、両SHに攻撃的な選手がいるので、キープしてからの落としを期待できる選手はかなり活躍しそうですよね!

また、守備も高木監督仕込みなので、かなりうまくチームにはまると思っての獲得です!

〇右CF ノヴァコヴィッチ

二巡目に指名。この企画に参加することを聞いてから、絶対に取ることを決めていた選手です。この選手は皆さん、どんなイメージがありますか?私の中では、長身(キープは微妙)、パス良し、ヘディング良し、スピードある、

決定力最強

大宮が誇る、歴代最強のFWで母国代表としてもスーパーレジェンドだと思います。ここまで完成された選手がまさか大宮に来てくれるとは思いませんでした。マークもフアンマと分散するでしょうから、思う存分、ノヴァコヴィッチの猛威を振るうことができるでしょう。ありがとうノヴァコヴィッチ。君のようなレジェンドと共に戦えたことを、本当にほこりに思います。

4 ドラフトへの感想(一部参加者)

都合により、3人しかいません。またちくきさん、ヨシまるさんの記事はリンクを参照ください。

・名も無き栗鼠さんの記事
ドラフトポジション
監督 : 張外龍(4-4-2*中盤ダイヤモンド)

名も無き栗鼠

GK : 江角浩司 
右SB : 片岡洋介 右CB : レアンドロ 左CB : マト 左SB :  村山祐介
DH : 小林慶行 右SH : 小林大悟 左SH : 橋本早十 OH : 江坂任
右FW : 石原直樹 左FW : デニスマルケス

コメント
「ボールを奪ったら7秒でシュート」をテーマに掲げていた張監督のカウンターサッカーを実現出来るメンバーにしたかったです。
ディフェンスラインは高さとバランスを重視して選びました。GKは個人的には江角1択だったので2巡目で選びました。CB2枚はまさか外国人2枚を取れると思わなかったので驚きでした。SBは守備と攻撃のバランスが良い片岡と村山を取れました。中盤はボールを奪ったら早くカウンターに行けるように攻撃的なメンバーを集めました。このメンバーならサイドからも中央からも早い攻撃が出来ると思います。FW2枚のうち1枚は高さがある選手(ラファエルorノヴァorムルジャ)が欲しかったのですが早々に取られてしまい、代わりにスピードとテクニックが武器のデニスマルケスを取りました。絶対欲しかった石原直樹が取れたので満足です。


・ちくきさんの記事

https://omiyadangikai.hatenablog.com/entry/2020/06/17/201736

・ヨシまるさんの記事
https://omiyadangikai.hatenablog.com/entry/2020/06/17/195914

5 全体を通しての感想

まず最初に思ったことは、思いのほか取りたい選手が被らなかったこと。個人的にベルデニック監督や家長選手などは重なると思ったのですが、そうはならなかった。ということは、大宮には良い選手がとても多かったという結果なのではないでしょうか。

また、どの人もそうですが、個人技に秀でた選手は大宮には多い印象を受け、ドラフトでもそうなりましたが、とにかくその個人技をつなぐことのできる選手が全然いないということ(このチームは三門のみ)。

良い選手がいるわりに、結果がイマイチでなかったのは、バランスをとる選手や戦術にあった選手を配置することがなかなか厳しかったからではないかとも思いました。

だからこそ、金澤選手のような選手は貴重で、最初はスタメンで出れなくても最終的に金澤選手がスタメンを張ることが多かったのではないかと思いました。

ただ、日本人選手やましてや外国人選手にはこういったタイプ、イメージ的には歯車を潤滑に回すことのできるユーティリティーがあり、気の使える選手かつ戦術にあった選手を探すことはかなり難しいと思いました。

だからこそ、ヨシまるさんもおっしゃっていましたが、ユースの選手というものは本当に大事だと感じました。金澤選手しかり、大山選手しかり、ユース出身にはいろいろなことができ、大宮に順応できる選手が多い気がします。

そう考えると、大宮アルディージャの先行きはとても明るいものではないでしょうか?

そんなことを考えさせてくれたドラフトでした。
最後に、このドラフトを企画して下さった、ちくきさん。本当にありがとうございました!






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