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千葉戦からみるブロックの敷き方崩し方

こんにちは!

開幕戦無事勝利できましたね!いろいろ再開までにモヤモヤすることもたくさんありましたが、無事に再開できて本当に良かった…。

今回見ていきたいのは、いわゆる「塩試合」「つまらない試合」といわれている試合はどう見れば楽しく見れるのか。その見所を考えていきたいと思います!

細かい戦術はいつも通り戦術班が細かく見てくれているので、それ以外の初心者向けのポイントを解説できればと思います!

1 VS千葉戦(塩試合と呼ばれる理由)

この理由はいたってシンプルで、ブロックを敷いて守備をしているから。この一言に尽きると思います。

詳しいブロックの敷き方はこの記事に書いてますので、参考にしてみてください。記事を参考にしながら確認しますと、サッカーの目的はゴールをすることです。そのため、CFの裏などを中心に一発でゴール付近までパスを出されることが一番危険です。

では千葉の守備はどうだったでしょうか。
図1

442 守備的

全体図を見せたいので、フルコートで千葉の布陣を再現してみますとこのような感じで終始守備をおこなっていました。

大きな特徴は守備のラインが低く、CBにプレッシャーをかけず、ボランチにボールを入れられないように徹底的に中を締めていたという点です。

その結果、裏へのスペースがなくなり、かなり厳しい立ち上がりとなりました。というかお互いにチャンスもほぼありませんでした。

この守備をする場合、CBがどんなに横パスを出そうが、DF側は選手が横に移動(スライド)するだけで対応できてしまうため、ほとんど体力を消耗せずに守ることができます。

ちなみに千葉はボール奪取後はひたすら相手SHの裏にボールを出し、クロス。または戦術クレーベでした。大宮の場合最強の河本さんがいるため、単純なパワー勝負ではほぼ負けません(実際負けませんでしたよね)。だからこそパスサッカーみたいに魅せるサッカーではないため、退屈でしたよね。

2 大宮の攻撃

戦術班の人たちが絶賛していた逆サイドのシャドーやボランチも関与して、数的優位を取ることでい崩す、いわゆる「密集」をもとに崩そうとしていました。

否定しているようで申し訳ないですが、このやり方はブロックを敷いている場合はかなり危険と言わざる負えないと思いますし、実際にそれで崩せていませんでした。

密集する場合は当然、選手が集まるため崩し「切らなければ」カウンターを受けることになります。相手が単調なため、目立ちませんでしたが、カウンターになったシーンもありましたよね。正直、パスワークを大事にしているが、まだまだ練度が低く、手数も多いためリスクがあると思いました。

ではなぜ崩せたのか。ブロックを敷いた相手を崩す方法はシンプルで、スライドに対応できない攻撃をすることです。これを前提に考えると、一番評価できる攻撃は西村を筆頭にした精度の高い足元への縦パスと、密集状態のパスワークでミスがでても強引に切りさけるイッペイの個人技だと思います。

皆さん行っていますが、西村がすごい。この起用が勝敗に一つですよね。小野や三門があえてボールを受けに下がってきたところに、少ないパスコースを通せるパス。センスの塊ですね。当然、スライドでは対応できないため、何回も相手のDFを切り裂いてましたね。またイッペイのドリブルも守備を崩す上で卓越してましたよね。この二人が同サイドにいることで西村からのパス+イッペイが高い位置で持てることが苦しい前半でも得点につながったと思います。
※後半はミラクル先制があり、守備が機能しなかったため参考外

3 塩試合の見方

この試合で塩試合の見方はわかりましたか?

「しっかりスライドしており、守備に穴がないか」
「崩すために、スライドを超えてボールを動かすことができるか」

この2つを覚えておいてください。これだけで見方が大きくかわりませんか?

4 最後に

西村の評価爆上がり中で、山越なんて…なんてことも聞こえますが、もう少し考えたほうがいいかもしれません。

「CBにまったくプレッシャーが来ない」
「水戸戦はガンガンプレッシャーに来る」
「縦ポンで守りやすい」

などなど、正直相手攻撃や守備の練度があまり高くなく、これから強くなるチームです。このなかで、パフォーマンス高くプレーできるのは当たり前です。

だからこそ、河本の近くで学び、時代の大宮の壁になって欲しいです!ポテンシャルは半端ないですから





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