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詩 幻と

書店の隅で
読んでた雑誌は
もう消えた

在ったもの
辿ると
わたしだけの時間
パッケージされてるような

いつのまにか
変わっていた
世の中に
気付かなかったのは
わたしが
いつのまにか
変わっていたから

幻と消えた時間に
重ねながら
別人みたいな
私を迎える
同じ書店

分かってくれると
信じてる
変わっていくと
知ったことで
大人になっていったこと



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