私には言葉しかないから

１ヶ月ぶりのラジオ収録は
お引っ越しをした新しいスタジオでした。

明日、7月1日0時に公開されます。
国を挙げて取り組み始めている「プレコンセプションケア」について。
ぜひお聞きください。

男と女の本音トーク

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子どもの時からよく喋る子でした。

でも、9歳で父が亡くなって親戚のお家に居候するようになってから
自分の気持ちを語ることを無意識に抑圧し始めたように思います。

心の内側には想いが溢れ、言葉になるのを待っていて
それを沢山の楽曲に重ね合わせ、歌を聞きながら号泣するような子どもでした。
それは今も変わらないですね。

コンサルをしていても思いますが、例えば「寂しい」という気持ち
「そっか、私寂しかったんだな」って気がついたり
ようやく感じられるようになるだけでも心は楽になるけれど

「寂しい」という感覚を言葉にして、声に出した時に
心に巻きついた鎖が一気にちぎれる感覚は全く別のものだと思います。

心や頭の中で「気持ち」「感情」という形のないものを捉えるだけではダメで
「言葉」「声」という誰かと共有できる形に変換した時
その感情は自分の中にだけあるものから世界に放たれ
私の手を離れ、自由になれる。

言葉にする、声に出すということは私たちが想像する以上に
生きていく上で大切なことだと思っています。
だって、言葉を与えられたのは人間だけだもの。

学生時代、仲のいい友達が彼氏と喧嘩したとか
好きな人が他の女の子と仲良くしていたって落ち込むたびに
手紙を書いて励ましていました。ルーズリーフに2枚も3枚もビッシリ笑。

元気になって欲しくて、また仲直りして欲しくて
どっちも悪くないし、どっちにも言い分があるから
どうしたらお互いの誤解を解けるんだろう？
どうしたら視点を変えられるだろう？

そんなことを授業中ずっと考えて
もちろん授業のノートをとることもせず
ずっと言葉を綴っていた学生時代でした。

時を超えてもそんな私は今もここにいる。
言葉や想いが自分の内側に留まり、苦しくて、抜け出せなくなっている人に一緒に言葉を探し、声にして、外側の世界に放ち
またここから前を向いて歩き出せるお手伝いを変わらず続けてるんだから、人生って面白いなぁと思う。

結局人の悩みって「愛したいのに愛せない」ってことだけ。

こんなに愛してるのに
こんなに大切にしてるのに
相手に伝わらなくて
すごく傷ついて
もうこれ以上愛し続けるのが辛い。

恋愛や夫婦関係だけじゃなく、子育ても、親との確執も
職場での人間関係や、ママ友付き合いだってそう。

だって、私たちは愛するために生まれてきて、愛されるために生まれてきてそして愛を、命を紡いでいくために生まれてきてるんだもの。
それが出来ないことは一番の苦しみじゃないかと思う。

あぁ、また話が深くなってしまった笑。
放っておくと、どこまでも深く長くなるので
今日はこの辺で終わりにしておこうと思う。

とにかく何を言いたいかというとね
子どもの頃から手紙を綴ってた幼い私が
2005年にブログを始めてから今まで、さまざまな葛藤や思いを綴り
沢山の人とブログで繋がることで救われてきました。

バリ移住の時にも、異国の地で湧き上がる心の葛藤
深く自分と向き合って出てきた醜い自分を赤裸々に綴り
そんな私で誰かの背中を押し、みんなのコメントに支えられ
ブログのおかげで出会えた友達もいる。

2009年から始めたメルマガも読者さんとのやりとりが楽しかったし
2018年に緊張しながら始めたライブ配信は今では毎週やってる。
そうそう、ライバー事務所からスカウト来てライバーデビューもしたっけ笑。
気がつけばラジオ番組を持ってて自分でも驚いちゃう。

ここまで書いてわかるけど「言葉で伝える」ことしかしてない人生なの。
もう、私にはそれしか出来ない。
私の心の中にあるものを言葉にすることしか。

だからこれからもきっと
愛したい人が素直に愛せるように
愛される喜びを安心して味わえるように
そして愛を未来に紡いでいくために
嘘偽りなく、等身大の私の言葉をただただ紡いでいくのでしょう。

たった一人でも私の発した言葉で
捻れてしまった愛が元に戻って生まれてきてよかったと思えるのならば幸せだなって思う。