茶摘み

夏も近づく、八十八夜

先日、熊本県相良村から、くまモンの可愛い小包みが届きました。

中身は...


新茶です。


小さい頃から、母が毎朝ごはんと一緒に、煎茶を淹れてくれていました。

中学校くらいまでは、苦くってあつくって、そんな好きにはなれなかった日本茶。

でも、早朝テスト勉強をしていて手足が冷えきっていた時や、真冬で学校から帰宅した時、そして大切なお話をしたい時などはいつも、母が静かにお茶を淹れてくれていました。

今では、1日の始まりにはお茶を、というくらい大好きです。

実家を出た後も、いそいそとお茶を探し、美味しく淹れられる急須も探求したり。(そのお話はまた今度、書けたらいいなぁと思っています。)

今回お送りいただいた新茶。

ownersというプラットフォームサービスを利用しています。

16,000円でお茶畑の1区画を買わせていただき、年に数回お茶をお送りいただくプランをお願いしています。こちらです。(今は募集締め切りになっているようです...)

毎回、小包にお手紙が入って届くのが、またなんとも嬉しくて楽しみで。そのお茶の美味しい飲み方や、熊本の相良村のお話を、丁寧な手書きで書いていただいていて、ほっこりとあたたかくなる文面です。

(私自身、親戚が全員熊本で、今回の地震の惨状は刻々と耳に入ってくる状態だったため、相良村の方達もおかわりないか心配していたのですが、お元気で製茶に勤しんでいらっしゃるというお手紙で、本当に本当に安心いたしました。大切に、大事に飲ませていただきたいと思っています。)

顔が見える生産者の方とつながって、その土地の特産品をいただけるのはとても幸せなことだなぁと思います。

お手紙には、4月23日に摘んでいただいた新茶の旨も書かれていました。

ふと、この歌を思い出したりして、鼻歌をしていた今朝。

忘れかけていた2番目の歌詞に、小さく息を吸い込みました。


夏も近づく八十八夜

野にも山にも若葉が茂る

あれに見えるは

茶摘ぢやないか

あかねだすきに菅(すげ)の笠

日和つづきの今日此の頃を、

心のどかに摘みつつ歌ふ

摘めよ 摘め摘め

摘まねばならぬ

摘まにや日本の茶にならぬ

−『茶摘み』−







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