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母の精神が崩壊⑰ 当たり前を疑え

母が老年期精神病になってから、
世の中の当たり前に疑問を抱くようになった。

それは、女性に対する当たり前。

なぜ女性ばかりが、
家事をしなければならないのか?

母は、自分が家事をすることを
当たり前と思っているので、
退院して、家に帰ったとしても、
何もできない自分は、価値がないと言う。

病気になっても、
母の中から根強く抜けない
世の中の当たり前。

そして、その当たり前に、
自分は価値のない人間だと思い込み、
苦しんでいる母。
私は少し、恐怖を感じた。

友だちが、夜、子供を旦那さんに預け、
遊びに行くのに、申し訳ない気持ちになるという。
旦那さんは、週に数回、遊びに行くのに…
試しに家のことを済ませ、2時間だけ外出してみたら、何回も入る連絡にため息。

平等でない。

なぜ、いつ、誰に、決められたか、
わからないことに、
私たちはこれほどまで、
ストレスを抱かなくてはならないのか。

もし、家事代行を頼むとなれば、
お金が発生する。

本来なら、労働の対価として
お金が発生する仕事を
女性たちは、愛する家族のために、
無償で働いているのだ。

そんな女性を労り、寄り添って欲しい。

母親は家族の太陽。
温かな太陽が、家族を照らせば、
もっと優しい未来が広がる。











































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