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黒(苦手)が白(得意)にひっくり返るとき

人間関係に対する姿勢がよくないと親にツッコミを入れられたのが小学生のときで、人に会わず机かテレビにかじりつく自分は「人間関係×」というタグが確実にあった。

そのときの記憶はえぐく凄まじく、引きずっていたのか大学生になってからの人生初バイトは接客業を選んだ。苦手なら苦手なりに克服できる、鍛錬の場にいけばいいんじゃないかという逞しさを不思議と持っていた。

「処世術」とはいったもので、コンビニ飲食店などいろんな対人のバイトを重ねるうちにいつの間にか人との会話も苦じゃなくなってきた。むしろ楽しめるほどに。

ある日、ふと気づいた。自分は人間関係がそもそも好きじゃないと信じていたけど、下手で苦手意識を持っていただけで、相手に反応できるようになり苦手意識が抜けていくと、じつは対人はむしろ得意なんじゃないか、って。

慣れと経験がオセロのように価値観をひっくり返した瞬間だ。何歳になっても歓迎したい瞬間であることよ。


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