点と点をつなげてくれないビール

 体から毒が抜けていくのをただただ待つ。そんな一日を過ごしていた。

 昨日は、 15時から大学のときからお世話になっている先輩と吉祥寺で5時間飲んで、その後すぐに渋谷でまた飲んで、下北で飲んで、とひたすらに酒を入れた。

 ビールは記憶が抜ける飲みものだ、という持論がありまして、飲めなくはないし、美味しいとは思うのだけど、DNAとの相性の問題が、次の日に影響に多大な影響がある。昨日あったところどころの記憶が抜けていて、断片的にこういう話したよな、とか、あの人のこの話は印象的だったはあるんだけど、どういうかたちで人と別れたんだっけ、とかの流れがわからない。そう、ビールは、点と点を線にしてくれない悪魔のアルコールである。

 といっても、ビールは最初の2杯くらいで、それ以降はチューハイやらウィスキーやらをちゃんぽんしていたんだっけな。もうなんでそんな荒ぶる選択をしたのかが謎だ。

「どうしたんだ、昨日のおれよ!」

 そう、心の中では声量MAXのツッコミが入るのだけど、まあ楽しかったんだろうな、という解釈に尽きる。陽気にしゃべって、いろんな人の話を聞いて頷いて、返して、絶え間なく喉を潤わせて、その結果が、記憶ちぐはぐな本日!である。

 不思議と二日酔いはしてないけど、胃はややもたれている。そのくせに、昼間、家系ラーメン食べたのがよくなったなあ。その後、銭湯に行って、熱湯と冷湯を往復しながら、ぼーっとして、だいぶ元気にはなった。宿のチェックインを早めにして、夕寝を挟み、学校の授業をオンラインで受けて、ファミレスに入って、今こうやって日記を書いてるが、やっと通常運転モードに入れそう。

 毒が抜け切った。長かったなぁぁ。メールやライン送ったり、資料つくったり、いろいろやろう。

 今日のことはこうやってちゃんと鮮明に覚えてるだな、と確認するほどに、昨日の覚えていないことに無念を感じる。数少ない、一緒に過ごした時間なんだよな。だからこそ、その会話の一言一句を覚えていたい。まさか自分が「モノより思い出。」派だったとはね。

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