歩行地獄
旅行や出張にかぎらず、東京の街を歩いてると、なんのために歩いてるんだろう、と、はたと感じる瞬間がある。
個人的に、降りたことのない駅に気まぐれに立ち降りてみて、散策するとかは好きだ。知らない地図と風景を、自分の頭と心で埋めていく作業が好きなのだ。Googleマップは100%信用していない。だからそれは、健康のために歩いてみるといったものではない。いやいや、そういう趣向の話をしたかったわけじゃない。
東京の街を歩くとは、歩きたくないのに歩かされてることが多すぎるのだ。ちょっと休憩したい、パソコン開いて作業したい。そんなとき、適当にカフェでも入ってやるか、と思い立ったとしても、実際に店舗インすると、人人人人人人人。人が列で並びまくりだ。次のお店も同じ、その次のお店もも......と、誰しも同じような経験があるだろう。こうやって「カフェ難民」が生まれていく。
先日も、日曜日の新宿で友人と「軽くお茶でも」と思って探すも、3店舗の行列に驚愕して、しぶしぶ回転が早そうな店内広めのベローチェに入れた。それでも、ガヤガヤぎゅうぎゅう、うるさいし狭いしで、どうにも落ち着かない。仕事だけでなくプライベートまで「場所をとる」という競争に巻き込まれてしまっている。
もしも投げ銭もらったら、もっとnoteをつくったり、他の人のnoteを購入するために使わせてもらいます。