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生活の非現金化

今日はドル円レート115円の円安と、世間が騒いでいる。食料品も量は減ってるのに値段は上がり、田舎には欠かせない車のガソリンも、今日はリッター157円(これでも日本で安い地域)だった。

コロナで世界の流通網が止まり、各国では中央銀行がお金を刷りまくって市場へ投入した結果、インフレが起きている。しかし、貯金という概念の薄い海外では、増えた収入分使うので、お金の流れは殆ど止まっていない。日本はその点、いくらお金を刷り続けても、財布の紐が固くなるだけなので、経済の失速は止まらない。負のスパイラルである。

世界最高齢国日本の平均年齢は、今48歳。この年齢は団塊ジュニアのピークであり、会社で言えば最前線の管理職だ。この管理職が元気な人なら、その部署、会社にはまだ希望がある。元気の無い会社は、ご想像にお任せする。

岸田総理が示した新しい資本主義。正直内容がよく分からない。ただ、私なりの解釈として、雇用をとことん削減し、企業の負担を減らす方向のように捉えている。

当たり前だが、労働人口が減ってくるのに、機械で賄える事を人がする必要はないし、それじゃ職にありつけない人はどうするかと言われそうだが、もう既に日本は労働人口不足で、技能実習生と言う名の制度のもと、海外から移民を受け入れているのが実態だ。
つまり、仕事が無いのではなく、選んでいるから職に就けないだけと言える。

話は変わるが、メルカリを使っているので、メルペイで決済している。必要な物があれば、メルカリで買って、不要になればメルカリで売る。10%の手数料が取られるものの、かなり合理的で良く出来たフリマのビジネスモデルである。

飛躍した事を言えば、このプラットフォームを使わずに済めば、物物交換も成立し、現金も不要になるのではないか?銀行もサラ金も存在しない社会になるのかもしれない。また、それもDXなのかもしれない。
妄想と言われればそれまでだが、モノに溢れた世界に、住む家と着る服さえあれば、食以外に不可欠なものは殆ど無くなるのではないだろうか。

兼業農家(祖父までは専業)の4代目として、辛い幼少期を過ごしたので、あまり息子には押し付けたいとは思わずにいたが、アフターコロナ、もしかしたら世界や価値観の大転換が起こり、食が新しい資本の中心になるのではないかと、思わず妄想を備忘として残してみた。

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