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僕が「スプラトゥーン」で学んだ10のこと

スプラトゥーン、やってますか?

僕はやっています。もりもり。誇張なしに毎日やってると思います。これだけ毎日やっていると色々と気づきや学びがあるわけなんですね。今回はそれらをメモっておきたいと思います。

違います。それっぽいことを書いてゲームに費やした時間を正当化しようとしているわけではありません。本当です。それでは参ります。


スプラトゥーンって?
『スプラトゥーン』はオンラインでマッチングした4人でチームを組み、相手よりもより多くの陣地を塗った方が勝ち、というゲームです。(勝利条件はルールによって異なる)


①撃ち合いゲーム怖くない🎨

『スプラトゥーン』は陣地をぬり合うゲームなのですが、基本はアクションシューティングゲームです。うち合いのゲームなんですね。相手を倒すことがとても大切。

で、僕はこのうち合いゲームに苦手意識がありました。小学生の頃に遊んだNINTENDO64の『ゴールデンアイ 007』で友人にボコボコにされたトラウマがありまして…。「自分がいつ打たれるかわからない」という状況が苦手です。圧倒的に「孤独」なんですよね。「この世界には自分と自分を狙う奴しかいない!」と思ってしまうんです。

『スプラトゥーン』はそこらへんの恐怖心がありません(全くないとまではいかないのですが)。「自分がいつ打たれるかわからない」はあるのですが、チーム戦なのでカバーしあったりするので「孤独」がないんですよね。あと、キャラやブキなどが可愛いのも恐怖心をやわらげてくれる大きな要素になっていると思います。イカちゃん可愛い。

②チームを理解する🎨

ルールにもよりますが、『スプラトゥーン』ではその場でマッチングした赤の他人と即席のチームを組んで戦います。試合が始まらないとメンバーがどんな武器を使っているかわかりませんし、チームで会話もできないので、正直何を考えているかもわかりません。わかっているのは、みんな勝利を目指していることのみ。

『スプラトゥーン』はたくさんのブキがあります。射程が長いブキや短いブキ。連発はできないけど威力が高いブキや、高低差のある地形で強みをはっきするブキなど本当に様々です。それぞれのブキに強みと弱みがあります。

試合が始まった瞬間にチームのブキを見て、自分のチームが何が得意でどこに弱みがあるかを判断しなければなりません。例えば、チームの3人が射程が短い武器で自分が射程の長い武器だった場合、味方は敵陣に突っ込むことが予想されるので自分は後ろ目に陣取ってカバーに回ろう、とか考えるわけなんですね。なんということでしょう。個の時代と言われ短期的なチームを組むことが求められる私たちの実生活と同じではありませんか。

③自分の役割を考える🎨

とはいえ、上記のようにセオリー通りに動く味方ばかりではありません。単射程なのにずっと後ろ目にいる見方に「おおおおおおお!前行かへんのおおおおお!?」と思うこともしばしば。その人にはその人のプランがあります。

会話ができないので、プレイしていく中でメンバーの個性を理解していく必要があります。「オッケー。君は後ろ目が好きなんだね。君は?ああ潜伏が好きなんだね、じゃあ僕は前に出るよ!背中は任せた!」といった感じで。

チームを理解した上で、そこから自分の役割を考える。これがとても重要になります。なんということでしょう。個の時代と言われ短期的なチームを組むことが求められる私たちと同じではありませんか。

④チームへの貢献はひとつじゃない🎨

「相手を倒すことが非常に大切」と冒頭で書きました。試合終了後に誰がどれだけ相手を倒したかが表示されるので、プレーヤーの「相手を倒す意識」はさらに高まる仕様となっています。

ですが、それ以外にもチームに貢献する方法はあります。スプラトゥーンでは、足場を自分たちのインクで塗っておくことがとても大切です。自分たちのインクの上では早く移動でき、相手チームのインクの上では移動が困難だからです。

ブキの中には、攻撃力は高いがインクでの塗りが弱い武器もあります。そのブキが味方になったときは、多くの陣地を塗ってあげることでその味方が動きやすくなり、相手を倒しやすくなるのです。そういった数字に残らない貢献が実はめちゃくちゃ大切なゲームなのがスプラトゥーン。

そう、これは新規案件をとってくる営業だけでなく、それを支える経理や情シスなどの管理部門も大切なビジネスと一緒なのです。スプラトゥーンをプレイすることで組織の力学を学ぶことができます。

⑤敵を知る🎨

チームと自分の役割を知ったら、今度は相手を知らねばなりません。「彼を知り己を知れば百戦殆からず」です。味方の分析と同じように、相手チームがどんなブキを使っていて、どんな行動のクセがあるのか。試合中に観察することが大切です。

ここで大切なのは、自分たちのへの理解がないと敵の分析は意味がない、という点です。どんなに的確に相手を分析しても、自分たちに何ができるかを理解してないと、具体的な行動に落とし込めません。

他者を理解するためには、そもそもの「人への理解」が必要不可欠です。その「人への理解力」を養うためには、自分がどういう人間か、という自己理解を繰り返さなければなりません。その積み重ねが年輪となり、他者を理解する器が養われるのではないでしょうか。スプラトゥーンの話です。

⑥頭でわかっても実行できないと意味はない🎨

ここまでいろいろとスプラトゥーンで勝利するために必要な考えを書いてきましたが、結局はそれらを実行できなければ意味がありません。

どれだけチームを観察し、相手を知って自分の役割を理解しても、行動に移せないと当たり前ですが勝てないんですね。頭で理解するのと実行するのには大きな距離がある。当たり前ですが忘れがちなことをスプラトゥーンは教えてくれます。神ゲー。

⑦他者の努力を想像する🎨

スプラトゥーンをやっていると「こいつめちゃくちゃ強いのだが!?」と思う相手がいます。「はは〜ん。相手が使ってるブキが強いんだな」と対戦後にその相手と同じブキを使ってみるのですが、使い慣れていないブキなのでボッコボコにされます。

要はそのブキが強いのではなく、そのブキを使いこなす相手そのものが強いんですね。そして、その武器を使いこなすためにとんでもない時間と努力を積み重ねている。ボッコボコにされて他者の努力を想像することができるようになりました。成長。

⑧勝負事で本当に楽しむ為には強さが要る🎨

【勝負事で本当に楽しむ為には強さが要る】とは漫画『ハイキュー!!』のセリフですが、スプラトゥーンをやっているとこの言葉を強く実感することができます。

連敗するとまったくおもしろくないんですね。というよりもイライラします。ええ。寝付きが悪くなるんですよ。わかってるんです。たかがゲームだって…。

何にイライラしているのかというと、結局は下手な自分にイライラしてるんですよね。キャラを思い通りに動かせない自分、視野が狭く相手を発見できない自分に腹が立つ。なので最初の方は倒されまくって楽しくないんですが、プレイしているうちにだんだん上手くなっていく。相手を倒せるようになり、勝てるようになってから楽しくなります。何事も楽しむためには「うまくやれる自分」が必要です。

⑨自責と他責のバランスを知る🎨

とはいえですよ。とはいえ、めちゃくちゃな行動をする味方とマッチングすることもあるんですよ。みんなで戦っている場所から離れた場所にず〜〜と一人でいる味方にあたる時もあります。実質3対4ですよ。こうなってしまうとどんなに自分がうまくやっても勝てないんですね。(めちゃくちゃうまい人ならなんとかしちゃいますが拙者ヘタクソなものでな!)

その試合に負けたとき、やっぱり落ち込みます。「いやあの味方ヤバすぎやろ…。もう一緒に戦いたくない…。いや、でもそれは言い訳か…。それをカバーするほど自分が強ければ勝ってたしな…」とか考えちゃうんですよ。これ、めっちゃ辛いんです。DEATH。

でもそこで考えるんですね。「いや、さすがにあの味方の動きはやばい。自分が上手くないのはまた別の問題であって、あの行動は味方の問題だ」と。つまり、自分の課題と他者の課題を分離して考えることができるようになります。行き過ぎた自責はおごりでもある。そんなことを学べるゲーム、それがスプラトゥーンなのであります。

⑩ゲームの楽しみは勝ち負けだけじゃない🎨

「連敗するとまったくおもしろくない」と書いておいてなんなんですが、実はスプラトゥーンって勝つことだけが楽しみではないことに最近気付きました。

僕はボードゲームも好きで遊ぶことがあるのですが、ボードゲームって勝つこと以外にもたくさん楽しみがあります。ボードゲームのデザインや、ルールの完成度の高さ、一緒にプレイしている人の笑顔などなど。

スプラトゥーンも一緒で、キャラをかわいい服装にしてみたり、使ったことのないブキを試してみたり、昔はできなかった撃ちかたができるようになったり、勝つこと以外の楽しさがたくさんあります。「勝ち負け」からいったん離れ、その他の楽しみを見つけること。そんな俯瞰の視点を教えてくれるのもスプラトゥーンの素晴らしさでもあります。最高。

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以上です! スプラトゥーンを一緒に遊べる友人少ないので、よかったら一緒に遊んでもらえると嬉しいです!

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