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【戯言】劣等感と虚

特別なんかじゃない。
誰かと差別化もされていない。
何も変わった点もない。
目立って顔がいいとか、
話が面白いとか、
説得力があるとか、
不思議な魅力があるとか、
そんなものも、持ち合わせていない。

容姿もいたって普通だし、
話すこともごくごく普通。 

目覚ましい才能があるわけでもない。
上手いわけでもない。
持っているのは、
モノを作ることに全てを傾けた
自己満足の熱意とエゴ。
長く居ただけのキャリア。

なぜ「また会えてよかった」と
思った?

何でもできる
何でも知ってる
何でもこなすあなたは
いつも先へ先へ
走って行ってしまう。

見えない速度で、
独り
置いていってしまう。

私は、何もない私は、
この存在の意義は。

どんな風に私が見えるのでしょう。
どんな風に思っているのでしょう。

私は何もない、ただの普通の、箱。
他にもっと輝かしいキラキラ生き生きした
宝石のような人がいるでしょう。
たくさん、近くに。

空っぽの私に、その言葉は辛いんだ。

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