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幸せのバトンを繋いでいく


物を買うときの基準はありますか?
お金を使うことをどう思いますか?

最近、お金の循環を良くしたいな、とか、お金はバトンみたいだな、と思うようになりました。そのきっかけになったお話を。

知り合いの方が間借りで始めたテイクアウトオンリーのコーヒースタンド。メニューはブラックコーヒーのみ。豆も1種類。それでも彼女のお店には代わる代わるお客さんが訪れる。その理由は、コーヒーが美味しい以外に、彼女の人柄の良さにある。初対面でもすぐに仲良くなれるコミュニティ能力の持ち主で、コーヒーを淹れてくれる間にする会話がなんとも楽しくて、みんなきっと彼女に会いに行くついでにコーヒーを買っているのだろう。

彼女の夢は、間借りではなく自分のお店を持つこと。彼女のコーヒーを買うことでその夢に貢献出来たならば、彼女が今よりもっとたくさんの人を幸せにしてくれるだろう。これからも私は30分車を走らせて、彼女に会うために一杯のコーヒーを買いに行く。

好きなアーティストや、好きな漫画、アニメ、映画、本、飲食店。自分を幸せにしてくれるものにお金を払うのも同じこと。それらが活躍の場を広げれば広げる程、有名になればなる程、幸せの連鎖はは起こっていく。 バトンは受け継がれていく。

安物買いの銭失いという言葉があるように、安ければいいとは思わなくなった。その安さの裏に何があるのか、利益はどこにどれだけ届くのだろうか、低賃金で働かされている人はいないだろうか、と心配になるから。出来る限り適正価格で買いたいと思っている。そうすることで良い循環が生まれると信じて、私なりの基準でバトンを繋いでいく。

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