かでなれおん・オン・ザ・ビーチ

かでなれおん、という、伝説のグラビアアイドルがいたことをご存知だろうか?

2003年12月、15歳から17歳までに撮影したグラビア写真集『HHH』を久紗野水萌名義で発売。2004年6月、18歳でヘアヌード写真集『はだかのれおん』を発売。20万部以上の売上げを記録した

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%A7%E3%81%AA%E3%82%8C%E3%81%8A%E3%82%93

自分の記憶が確かならばだが、すでに2006~7年頃には、すでにして「伝説」というふうな語られ方をしていたはずだ。当時勤めていた会社(光通信…!)の同僚たちと、池袋の松屋で「かでなれおんって凄かったよね」と讃え合っていたから。18歳の絶頂期にヘアヌードを出しちゃって、即引退って…。瞬間最大風速だけなら、宮沢りえ級だった。

あそこでスパッて辞めちゃうっていうのが、まーた、いろいろ闇も感じさせる。アラーキーが近年、元モデルから訴えられている話題もあったが。水原希子はアラーキーに「荒木さん あなたにとって女性とは一体何ですか?」と。

かつて「古き良き時代」の価値観があり、それが壊れていく時代の変遷のなかに、今我々はいる。写真家なんて「権力」のおめかけになって、その庇護のもとにあってナンボの職業。

青山とかに住んで、高級車乗り回して。クライアントに「○○撮って!」と連絡が入って、仕事を請け負うと。自分が世話になっている権力者が、裏で何をやっていようが知らんと。ガーシーすらも入り込めない「闇」。例えば篠山紀信のあの上品さも、そういう「闇」と背中合わせの性質のものなんだろう。篠山紀信…かっこいいよね。

「写真と被写体」っていうのは、この国の”社会”と”政”を濃縮しているのである。

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