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【フィルム忘備録】#3 Kodak GOLD 200

どうも、ぱるむです。

第三回となる今回は、これまたド定番のフィルムをご紹介させていただきます。

フィルム紹介

今回ご紹介するのはKodak GOLD 200です。


以前ご紹介したFUJIFILM 100のKodak版と言いますか、大体のお店で見かける定番のフィルムです。
(以前の記事はこちら↓)


写りの特徴としては、名前の通り黄色(ゴールド?)が強めになります。

フィルム全体に言えることではありますが、日陰部分などはかなり青目に写ります。

割とバキッとしたコントラストのある画を吐き出してくれますが、ほんの少しハイライトが飛びやすい印象があります。


余談ですが、カメラ屋さんにたまに置いてある「フィルムガチャ」のハズレとしてよく入れられている不憫なフィルムでもあります…

作例

今回の作例は
OM-1 + 50mm/f1.8
OM-1 + 28mm/f3.5
OM-4Ti + 35mm/f2.8
の3パターンで撮っています。

このnoteを書くにあたって、このフィルムを色んなレンズで使っていることを再認識しました。

では、FUJIFILM 100との比較から作例をご覧いただきたいと思います。


では、いってみましょー。

上がFUJIFILM 100
下がKodak GOLD 200

画角や構図は若干違いますが、同じ場所の撮影です。

高いコントラストでくっきり描写しつつも、
コッテリした色のりと黄色味がどこか懐かしさを演出します。



さて、それでは続々と作例をお見せしましょう。
まずは50mm/f1.8です。

空が青い!!
Kodakは青が得意なメーカーと言われています
落ち葉に陽が射していると
ついシャッターを切ってしまう秋です
ピントが甘いのもありますが、
花弁の柔らかさが表現出来ています
右下のわけわからんところにピントが…
デジタルよりフィルムで撮った方が玉ボケは美しい
日陰部分の青さが伝わる写真です
Theオールドレンズで撮りました!感
左上のゴーストと右下のフレアが可愛い(確信)
ハシゴで一休みのにゃんこ


さて、お次は28mm/f3.5
暗いレンズですが写りが良くてお気に入りの一本です。

アンティークは100年経ってから
それ以前はビンテージ、って最近知りました
空気が湿った感じが伝わる描写です
傾いているのは初心者ということでお許しください…
カレー屋さん
青い外壁ってなんかキュートな感じですね
フィルムだー!!
って見た瞬間に感動した色味です。
この改札は今も使っているのでしょうか
それより傾き…
広角だと風景写真撮りたくなっちゃいますよね
ハイライトがもう少し…と感じた一枚



さて最後は、35mm/f2.8で撮った作例です。

階段が可愛いマンションでした
なんだか昭和味を感じるお店
気になったものの一人で入る勇気が出ず…
猫の手ってなんでこんなに可愛いんでしょう
ISO200ですが、光があれば夜でも撮れます
店先の花壇ってつい撮りたくなりませんか?
20年前の写真を引っ張り出してきたかのような
メカメカしい感じに惹かれて
やっぱり写ルンです可愛いよなぁ…
10年くらい触ってない気がします


総評

やはり黄色と青に特徴があるフィルムですね。
コントラストも高いので風景にピッタリ!と思いきや
若干ハイライトが飛びやすいこのフィルム…

ほんの少しアンダー目に撮ってあげると、シャドウは潰れてしまいますがデジタルに負けないくらいバキッとした写真が撮れます。

空の青さも素敵です。

個人的には逆光のノスタルジックな写りも楽しんでおります。



さて、「今回作例多くね?」って思った方、正解です。

安くて入手しやすいこのフィルム、
新しいレンズやカメラの試写はこのフィルムを使うことが多いんです。

一昨年くらいまでは36枚撮を600円くらいで買えたこのフィルムですが、徐々に値上がりしてますね。


フィルムのバリエーションも減っていき、値段も上がっていくここ数年。やはりフィルム人口はだいぶ減ってしまったのでしょうか…?


では、また次回。

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