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苦手とは己が自ら作り出した架空の魔物


明けましておめでとうございます🎍🌞

2020年は振り返ってみると、めまぐるしく変わる環境の中で、自分の出来る事を見つけ、その技術や知識の向上に向けて努力しながら、トライアンドエラーを繰り返して精度を上げる一年でした。要は修行の1年(滝に打たれるような厳しい修行では全然なかったけどね、ぬるい雨水とぱちゃぱちゃ戯れる種類の修行)

お陰様で『やるべき事』『やりたい事』『やらなきゃいけない事』『自分に向いていること』『人に求められること』が整理することができたので

今年はその1つ1つを丁寧に見つめ直しながら、外への発信にも力を入れていこうかと。。。思っている次第です

とは言え、実は私の苦手な分野→『発信』

OLUOLUHOUSEを始めて3年・・・SNSの発信がどうしてもコンスタントに続けられず、怠りがちな私。そんな苦手と向き合わなきゃいけない時が来たようです。笑

『人に知られていない=やっていないのと同じ』と言われるように、私のこと・私のしている活動について『知っている人』を増やす事

頑張っていこうと思います!!

とは言え(2回目)本当に苦手なんだよなぁ。。。と気分は憂鬱になりそうだったので、自分の中にあるこの苦手という感情とトコトン向き合って見ました。(これが滝行並の苦行でした)


苦手な事って、誰が決めたの?本当に苦手なのかな?

まず1番初めに気づいたことは、苦手って決めるのは紛れもなく自分自身なんですよね。自分で勝手に『これって私の苦手分野だわぁ』と決め付けてるんです。

(例外として他人から「あんたー、これ苦手だね」指摘を受ける場合もありますがね、他人の言うことは往々にして偏った偏見ですよね。はい。)

人間完璧な人なんていない訳なので、確かに苦手なことは誰にでもある。

でもそのジャッチは自分だけの物差しや価値観で決めてしまった事。誰に決められた訳でも、誰かに苦手の烙印を押された訳でもない。自分1人で勝手に思い込んでいること

だから自分が苦手だと思っていた事が、人から褒められたり求められたりすることは往々にあります。あるあるです。

そして『苦手』というのは自分自身の感情が元になっていると言うことに気づきました


苦手の真の正体とは?

苦手は自分が作り出したもの、となると

ではなぜ、人は苦手を作り出すのか?その疑問には、万年「苦手製造機」だったこの私がお答えしましょう。

まず、苦手だと思っていることとは⇩

①今上手く出来ていないこと②今までやってこなかった事③ただやりたくない事

大体がこの3つに分類されます。私の場合、圧倒的に③のただやりたくない事を苦手というカテゴリーに分類しているパターンが多かったです。つまり、マイナスの気持ちが湧き出た時に人は『苦手という架空のモノ』を作り出し、自分から遠ざけようとするんです。

要は、自己防衛反応ですね、はい。

自己防衛反応とは、何かストレスになることが起きた時に正気な自分を保つために、無意識のうちに人類皆がやっている『ストレスから自分を守る術』のこと。生きていく上では大切な装備で、以下のような反応があります。

例)テストで自分史上最低点を叩き出してしまった時(小4の算数の図形テスト)

『逃避』テスト勉強から逃げて遊びまくる
『抑圧』点数が悪くて悲しい気持ち、悔しい気持ちを表に出さずに抑え込む
『投射・投影』点数が悪かったのはバイトが忙しかったせいだ、店長が悪い
『同一視』芸能人のあの人も勉強が出来なかったから大丈夫!私もすごい!
『反動形成』テストの点数が悪い方がかっこいいと自慢する、悔しさを隠す
『同一視』芸能人のあの人も勉強が出来なかったから大丈夫!私もすごい!
『合理化(理屈づけ)』テストが難しすぎたから、別に大事なテストじゃないし
『補償』勉強が出来ないからスポーツや部活で頑張ろう
『否認』点数の付け方が間違ってる。テストの内容が良くなかった


………いかがでしょうか??身に覚えがある思考ばかりじゃないですか?『はい!!』と首をブンブン縦に振ったあなた、おめでとうございます。あなたは立派な人間です。

私は高校時代、倫理の授業でこの防衛反応について学んだ時に『私の思考、全部これじゃん!!』って思いました(笑)そう、ストレスと上手く付き合って自分を守って生きるのが上手だったんですね。まさに、防衛反応製造機

これらの心の動きは、自分を守ろうとする心の働きなので決して悪いことではありません。逆にそんぐらい人間は弱く儚い存在なんです。

しかし、人生そう甘くはない。今の自分よりも更に成長する為には、そのストレス要因としっかりと向き合わなくてはならない場面が、いずれ現れます。

そう、「これは自分の苦手分野だから」と逃げ続けててはダメな場面が来るんです。苦しい。私も息子のように一生「ピーマンはイヤだイヤだ」と駄々こねてたい。

しかし一方でその苦手と向き合う場面は、往々にして、新たな自分との出会いのステップ・大きな成長に繋がる大変革のチャンスなのですね。

そして、私にもつい先日、その場面が訪れました

冬の日の2020

それは昨年末。私が向き合わなくてはいけなくなった苦手は家事・整理整頓

ずっと生まれてこの方『私は片付けが苦手なの。大雑把なO型だし、子育てや仕事で忙しいし、家事や整理整頓は最低限しか出来ないし、散らかってても別に気にならないし、それ以外の事は全部頑張ってるから許して』

と防衛反応ボタンの連打に連打を重ねて、生きてきたんです

でも、年末になっていざ大掃除しようと家の中を見渡した時に感じた不快感。やらなきゃいけない家事や整理整頓を後回しにしている自分への苛立ち、家族への申し訳なさ。色んな想いが湧き上がって変わりたい!!変わらなきゃ!と強く思いました

で、変わるためにまず何をしたかと言うと、家事は苦手だ、という思い込みをやめました。整理整頓は自分には向いてない、という気持ちとさよならしました。

するとどうでしょう。まだ何も行動は変わってないのに、なんだかやる気が湧くほどではないけれど、強い拒否感は消えていって『やってみようかな』という気持ちにシフト出来たんです

もちろん、いきなりやる気に満ち溢れて以前とは見違えるほどの綺麗好きに生まれ変わったわけではないです。それは言い過ぎ出し、盛り過ぎですが、少なくても

好きとか嫌いとか、苦手とか得意とか、余計な感情を持たずに、フラットな気持ちで家事・整理整頓というタスクに向き合うことが出来たんです


苦手な事を克服する解決策はただ1つ

『まず、何も考えず、やってみること』

プラスの感情もマイナスの感情も持たずに、ただやる。無心で物事と向き合えた時、あなたは自分自身が作り出した苦手という魔物に打ち勝てます

何か始めるときに、それ相当の覚悟や強い想いがなければ成し遂げられない、と思ってませんか?サクセスストーリーでは大体、長年の想いや強いブレない気持ちが根底にあったから成功した、という王道パターンが多いのも確かです。

でも、自分の行動を変えるには、そんな大層な感情や想いは必ずしも必要ありません。むしろ、感情が邪魔する場合の方が多いくらい。なぜなら想いを乗っけて行動するとその『想い』が消えた瞬間、行動も止まってしまうんです

それでいて、人の想いは簡単に消えたり、感情は変化してしまうモノ。防衛反応をジャンジャン始めちゃうわけだから。

これって、カラダ作りやダイエットにも言えることで『今年こそ絶対10キロ痩せて見せる、痩せて見せる✖️100』みたいに気持ちや想いが強ければ強いほど

その想いが崩れた時、カラダ作りもダイエットも終わります。0になります。

そして、「あんなに強い気持ちで臨んだのに、続けられないなんて、自分は弱い人間だ。ダイエットは向いてない。自分なんて・・・」と落ち込む。変わらない体を見てまた落ち込み、防衛反応から食べまくる。

そう、皆さんも何度となく経験している負のループ。スタート地点よりも心が疲弊してるなんて、これはもう悲劇です。ダイエットの悲劇

想いや感情だけに任せた行動は意外と脆い

ダイエットやカラダ作りの継続に『強い意志』はあっても良いけれど、必要不可欠なモノではないんです。大事なのは、色んな感情に振り回されずただやる

苦手だから、とマイナスな感情で蓋をせず、無心でまずはやってみる。

それこそが、苦手に打ち勝つ、今の自分よりも更に成長できる道なんだと思います。


最後に、新年早々、私なんかダメだ…と落ち込んでいる貴方へ

決してあなた『だけが』弱いのではないです。

人類みーーーーーんなが、嫌なものを避けて、見て見ぬふりをしながら「自分を守るために」生きています。心は弱く儚い物だから、一生懸命自分で自分を守っている、そんな自分をまずは認めてあげよう。

決して、否定したり、落ち込まなくても大丈夫。

まずは、自己防衛をしまくって心も体も元気になること。その上で、時がきたら自分の中の『苦手』と無心で向き合ってみよう

無心になれた時点で、そいつはもう、苦手じゃないはず。

と言うわけで、私も今年は、無心で、外に配信していくぞ!ということで、ついに、Twitter始めました。


やりたいとかやりたくないとかじゃなく、Twitter始めました。

2021年1月5日




サポートして頂けましたら、そのお恵みをぎゅっと握りしめて。こんな時でもお店を開け続ける地元の飲食店にダーっと走り、キンキンのおビールをガーッ飲みながら、明日への英気を養います。カウンターで出会ったノリのいい奴に1杯おごる気持ちでぜひ。