追想

懐かしい音

闇で静かに響く

やさしい風とともに

その音はとてもやさしく心地良い

その音は少し切なくもあるが温かい

あの日に帰りたい　

けど帰れない

そんな切なさなのかも

悩むことなんてなかったあの頃

恨むことなんてなかったあの頃

嫉妬なんてしなかったあの頃

考え込むことなんてしなかったあの頃

人と比べることなんてしなかったあの頃

過去のことなんて振り返らなかったあの頃

人はいつか死んでしまうなんて考えなかったあの頃

残りの人生どう過ごそうかなんて考えなかったあの頃

運動会が待ち遠しい

遠足が待ち遠しい

学芸会が待ち遠しい

体育の授業が待ち遠しい

明日の給食が待ち遠しい

夏休みが待ち遠しい

ただ今を精一杯楽しく生きていたあの頃

遠くのほうから聞こえる救急車の音に重なる心地よい音

遠くのほうから聞こえる電車の音に重なる心地よい音

遠くのほうから聞こえる犬の鳴き声に重なる心地よい音

雨音に重なる心地よい音

雨上がりに窓から入ってくるそよ風に重なる心地よい音

夏の終わりに鳴き始める虫の声と重なる心地よい音

暗がりに静かに鳴る扇風機の音

あの頃からずっと変わらない心地よい音

ノエルくんが嫌いな季節に入りました

あち～

散歩から帰るとハーハー言いながら扇風機の前に直行
早く刈ってあげたいのですが混雑していて予約は1ヶ月先
キャンセル待ちしています

キャンセル出ますように・・・