おうち小学モンテ:人間の基本的ニーズ
小学校課程のモンテッソーリ教育には人類史と共に紹介される「人間の基本的ニーズ」というものがあります。
これは、さまざまな文化においてニーズが異なる場合でも、基本的には人々がどこにいても同じニーズを持っていることを理解するために子供たちに教えられます。また、人間はどんなニーズを満たすために何をしたのか、など人間の歴史の中の行動について考えていくことにも繋がります。
娘にこの基本的ニーズの紹介をしてみたらとても食いつきがよく、一晩で自分のニーズをかき出していました。
元々古代の暮らしに興味を持っているので、縄文人のニーズも調べてみるそうです。これを機に、国立科学博物館の日本館に行ってみてもいいかもしれません。(学習シートを使ってみようかな)
今回の基本的ニーズを支点にした歴史の探索はどこまでも深掘りできるテーマになっています。
モンテ高学年では古代から現在までの文明がどのようにしてニーズ満たしていたのか、その変化を比較してみたり、チャートの中の特定の要素を深く研究してみたり、地域ごと、時代ごとにニーズを研究したり。世界遺産の方に興味を広げても良さそうです。
今回の記事には、人間の基本的ニーズのチャート(表)、子どもへの導入方法、チャートについての解説文、活動をどのように広げていくかのアイデアを載せています。
人間の基本的ニーズ
1 導入
子どもと一緒に人間にとって必要なものを考えて紙に書き出していきます。
答えがなかなか出ない場合は下の質問例を使ってみてください。
(子どもたちの答えは全て書き留めてください)
【質問例】
もしあなたが今無人島にいるとしたら何が必要ですか?
無人島で生き残るためには何が必要ですか?
野生動物がいる場合、どのように身を守りますか?
寒さをしのぐために必要なものはありますか?
周りに人がいる環境を考えてみましょう。何か必要になるものはありますか?
運動をしている人の写真を見てみます。この人は何をしていますか?なんのために運動していますか?
世界の人々が載っている写真や本などを見てみます。共通しているものはありますか?
2 導入の整理
紙に書き出したものを必要なものと欲しいものに分けます。
(絶対に必要なものと絶対に必要ではないけど欲しいもの)
3 基本的ニーズについて
子どもに基本的ニーズのチャートを見せ、チャートについて説明します。
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Gifmomの頭の中
小学生のモンテッソーリ教育を取り入れた学びを記事にしています。やり方と同時にダウンロード可能な教材も配信しているのですぐに家庭で取り組むこ…
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