「美しい」という表現について
私たちはしばしば、あるものを「美しい」と呼び、賞賛する。
「美しい」と呼ばれるものは、絵画や音楽が一般的だろう。「美しい色彩」「美しいメロディ」と言われる。一方、においや味は、「美しいにおい」「美しい味」とは呼ばれない。それはなぜか?
私たちはある程度客観的に好ましいものを「美しい」と呼ぶ。
絵画、彫刻、音楽、舞踏等は「美しい」。あるいは、美しいと思えず、自分はそれらを芸術として理解できないと考える(作者の意図や作品の来歴よりも、自身が「美しい」と感じるかどうかによって、