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てまり寿司からの学び

Oleaの食事メニューは、食事バランスを考えていますが、お子さんの「つくってみたい!」リクエストにお応えして、メニューづくりをすることも。

食べてみたい!

「てまり寿司、食べてみたい」と、つぶやくお子さん。

「今度、つくってみよう!」と応えると、うれしそう。いやいや、一緒につくるのよ!

好きなお料理アプリから食べてみたいものをリクエスト。(タブレットで遊ぶ時間が長い…とお悩みのご家庭もあるかと思いますが、このような興味や学びにつながる使い方もありますね!)

つくってみよう!

てまり寿司の酢飯は、子どもたちと初夏に仕込んだ梅漬けの梅酢と梅サワー(梅+氷砂糖+酢)を使うことに。あの時仕込んだ梅のたくさん入ったビンをキッチンへどーん!

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すると、ビンの中の梅をじーっと観察。梅にフォークでブスブスと穴をあけた時のことを覚えていたようで、

「しわしわ…あっ!Hだね。Tだね。」

と梅に刻んだ文字を見つけてにっこり。(詳しくはこどもたちと梅しごとをご覧ください。)

酢飯をつくり終えたら、具(ネタ)を用意し、てまり寿司をつくります。アプリの手順を思い出して、器用にラップで丸めて満足気。大好きなマヨネーズもちょっぴりトッピングしながら、野菜もモリモリ食べていました。

ちなみに具は、カニカマ、炒り卵、きゅうり、にんじんで、サラダてまり寿司。彩りがとってもきれい。その日は、味噌汁と煮物、温かい日本茶も添えました。

体験は実感すること

「てまり寿司」には2つの体験がありました。

◯二次元(お料理アプリ)から三次元(レシピの再現)での体験

お料理アプリで見知ったことを、実際つくってみた。そうしたら、できちゃった、おもしろかった、おいしかった。という体験

◯はじめての梅しごとから、物の変化に気づく体験

キレイな緑色でぷくぷくだった梅が、しわしわになっちゃった。でも、あの時刻んだ文字は残ってる!あの時ビンに詰めたものが今日の料理になるんだ。という体験

それぞれの体験では、イメージできることもできないことも、実際にやってみることで、イメージの具体化、手指や道具の使い方、時間の経過とともに物が変化することへの気づき、過去が現在につながっていることを学ぶことができました。さらに、「食」を題材にした学びは、味覚でも感じられるので、印象が深まり、とても効果的です。

このような、実感を伴った学びは、心や体に刻み込まれ、周囲の人や物に主体的に関わる力を育むことができると考えています。

「たべたい」から「つくろう」へ

その日の帰り際の会話。

「次のお昼ごはんは、何にしようか?」

「ミートローフをつくろう!」

『食べよう』『食べたい』ではなく、『つくろう』という意識の変化にびっくりです。とはいえ…やっぱりアプリのメニューでした!!実現するかなぁ…(後日談。ご家庭でミートローフに挑戦したそうです。今度、Oleaでもつくってみようね!)

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