「わたしに恋人が出来ない理由_最終話」てん

こんばんは。
連休中の夜っていうのはどうしても夜更かししちゃって
今日もやっぱり寝られそうにないのでこの時間に更新です。

オンライン婚活パーティーレポ、声出して笑ってしまった…
ちょっとわたしも覗いてみたくなりました。
昔は男女の出会いは同じクラスか街角で偶然ぶつかるかしかないと思ってたけど
色んな出会い方があるのね。
正直いうと、わたしはちょっとまだオンラインやアプリでの出会いには怖さを感じています。でもめいちゃんの日記を読んで意外と手出しやすいかもっておもった。やっちゃうかも。

そんなわたしはここ2回分くらいでどうしてモテないわたしが出来上がってきたのかを書いてきたんだけど、
今回はその最終話 まとめ〜現在編を書いていこうと思います。

ここまでの日記を未読の方は是非
小学生編
中学生編
をご覧ください。

わたしが好きなのはアイドルやアニメに出てくる「かわいい」女の子。
しかし、鏡をのぞけばそこにいるのは小太りでいかにもオタクっぽい挙動不審の女の子・・・いや女の子という言葉も使いたくないくらいの、何かでした。
「あぁ、みんなかわいいな。わたしとは違う。きっともう別の生き物なんだ」
そんな意識で日々過ごしていました。

しかし、中学生にもなると周りのみんなは「男女交際」を始めるのです。
誰々が好きだ、誰々がかわいい、誰々が誰々と付き合っているらしい・・・
そんな話がはびこり始めます。
しかし話題に上がるのはそういつも「サッカー部」「バスケ部」「チア部」
いわゆる一軍の子達です。
どこの部活にも所属していないわたしは(それが原因じゃないけど)もちろん蚊帳の外。
わたしはこの時、「みんなわたしとは別の生き物なんだ」という感情をクラスでも抱いていたのです。

一軍でも美少女でもないわたしは男女交際は「縁の無いもの」でした。

しかし、そんなわたしにも転機が訪れます。
高校二年生のある日、隣のクラスの男の子に一目惚れしてしまったのです。
「こんなにかっこいい人がいたんだ」わたしはすごく嬉しくなったのを覚えています。
しかし彼はサッカー部。わたしのことなんか視界にも入らないでしょう。

でも好き!めっちゃ好き!かっこいい!

うん、好き!

・・・・

・・・・

・・・・あれ?どうしたらいいんだ?

わたしは人との距離の詰め方が、意中の彼へのアプローチの仕方が、
全くわからなかったのです。

あれ?
あれ?どうしたらいい??


わけがわからなくなったわたしは好きなアイドルを追いかけるのと同じ方法でしか好きを突き詰めることができなくなっていました。
それは
調べる
ことです。

アイドルを追いかけるとき、大事になるのはどれだけたくさん情報を持っているかです。
あろうことかわたしは隣のクラスの彼にも同じ方法をとってしまうのです。

とにかく彼を観察しました。
朝登校する時間、下駄箱の位置、ロッカーの場所、お昼休みは寝るタイプね、購買で買うパンはこれかこれ、放課後は部活、ユニフォームはこの番号、大学はここを受験するらしい、メールアドレスはこれかあ・・・どんな意味かな
全部知っていました。
これが怖いと言われることはわかります。
でも、わたしはこうすることでしか好きな気持ちをどうにかできなかったのです。
わたしは彼と関わることができるレベルの人間ではないのだから、
自分一人で満足するところまで持っていかないとどうしようもないのです。

こうしてわたしの高校生活は幕を閉じました。
そんなわたしも彼と卒業式の日に一言だけ言葉を交わしたのを覚えています。
「◯◯先生今ここ通りました?」と話しかけられたのです。
「うん、あっちに行きましたよ」それがわたしが彼に言ったたった一言でした。
この時のことは今でも宝物みたいに鮮明に覚えています。

そう、こうして彼氏もできないし、愛情表現がゆがんだまま私は大学に入学→卒後することになりました。

こうして私のモテるわけない人格が出来上がりです。
この後社会人になるまで浮いた話が一つもないまま
「ま、でも私は美少女でも一軍でもないし、恋愛はしちゃいけないんだ」
悲しい気持ちではなく必然的にそのように思って過ごしていきます。

こんな自虐的に書いてしまいましたが、
日々すごく楽しく過ごしていました。
大好きな趣味に、楽しい友達に、遠くの好きなひと
私はとても満足していたのです。

だからあの時の自分に後悔はしていないけど、
今この人格を引きずっていることが辛いのでそう言う意味では後悔をしています。

さて、自分を振り返る悲しい話は今日までです。
次からは楽しい話とか頑張ってる話とかそういう話にしていけたらいいな、
できるかな。


おやすみ!


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