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【週刊】VTuberニュースピック 22年1月2週

先週から始まりました企画「VTuberニュースピック」。
日本のVTuberニュースを中心に各メディアが報じたVTuberのニュースを中心にその週に起きた出来事をピックアップしてご紹介します。VTuberのメディアを通すことで今何が注目されているか? に着目します。

採用基準

・対象はウェブメディアでVTuberについて扱ったニュース/コラム/インタビューなどの記事で、かつ筆者が注目すべき、面白いなど独断と偏見でセレクトしたもの。
・リライトを伴わないプレスリリース転載および執筆者がVTuber本人または関係者であるニュース記事は基本的に除外。
・VTuberの定義は各メディアが「VTuberとして扱ったもの」または「VTuberのグループ」などとして扱われたことのあるもの等を主に扱う。
・まとめサイトは除外。
・対象言語は日本語を中心に、今週より世界各国21言語のニュースを取り扱う。
・採用は前週の土曜日(日本時間)0時〜翌週の土曜日24時の間に投稿されたもの。

※注意: 筆者はメディア寄稿を行っていることがあるため、選出は完全な公平を保障するものではありません(自作性記事も含みます。)。独断と偏見になります。

ピックアップ

8日

にじさんじライバーなどVTuberの配信をリアルタイムで把握しながら簡単に複窓化できる「Nijimado」を使ってみた

GIGAZINEは稀にこういうVTuberを追うときに便利なツールやサイトを紹介してくれます。今回「Nijimado」は現在配信しているにじさんじライバーを一覧で表示するもので、にじさんじを広く追うオタクにはかなり使い勝手がいいサイトでしょう。参考となった「HOLOTools」(ホロライブを追うためのファンサイト)とは違い、既存として公式のいつから.linkがある点において、にじさんじは公式供給があります。雀魂配信や何かイベントがあった際に使うのがいいのではないでしょうか。

[천자춘추] 버츄얼 캐릭터가 열어갈 메타버스 시대

[韓国語] 韓国文化芸術委員会(ARCO)が芸術×技術融合研究者に選定され、バーチャルキャラクター研究を行っているというニュース。やはり昨今はバーチャル分野とメタバースを強く結び付けるニュースが多く、万国共通文面が似通っています。なにもメタバースに食いつくのは、Metaを影響を受けた各国であり、勿論日本だけではないということです。

JAPAN EXPO THAILAND 2022 ครั้งที่ 7 งานมหกรรมญี่ปุ่นที่ยิ่งใหญ่ที่สุดในเอเชีย เต็มพื้นที่เซ็นทรัลเวิลด์ตลอด 3 วันเต็ม

[タイ語] 「JAPAN EXPO THAILAND 2022」がタイで行われるというニュース。「JAPAN EXPO THAILAND」は、アジア最大規模の日本博覧会になっているそう。AishaPolygon ProjectPixela Projectなどタイ国内外のVTuberが出演予定。記事では、目玉の1つとして紹介されていることからも、タイにおいてジャパニーズサブカルチャーとしてVTuberが受け入れられているのではないでしょうか。

Virtual boy band Strawberry Prince steps in metaverse spotlight

日経アジア版。元記事(日本語)は先週紹介できませんでしたので、改めて紹介します。日経では、たびたびVTuber関連をとりあげており、その存在に近い「すとぷり」も勿論取り上げられています。「嘘は嫌われる 等身大のYouTuberが生む熱狂」ではメットライフドームで行ったライブについて取り上げており、当時反響がありました。今回は渋谷ヒカリエにオフィスを構えることに関連しての取材。日経としても今回の発表は注目せざる得なかったのでしょう。今後のすとぷり、P丸様などにより一層の期待がかかります。

9日

すとぷり『すとろべりーめもりー Vol.Next!!!!』東京ドーム2daysでのワンマンライブ開催が決定

また、今週は大量にすとぷりの記事が更新されていたのが印象的でした。ところせましと各ニュースサイトからすとぷりの通知が飛んで来た時には、RSS自動取得bot(通称lain-bot)が異様な動きをしていました。各メディアで取り上げられるのはその人気の証拠と言えます。

10日

「困難を超え、いまここに…」総勢20組以上が登場した『TUBEOUT!FES-2021 WINTER』 レポート

執筆: 草野虹。ライブレポートまで行うようになったインサイドさん。本当に1年の間でVTuberメディアとしての舵取りをしっかりとってきているなと一読者として思う今日この頃であります。「TUBEOUT!FES -2021 WINTER」は本当に「豪華」という言葉そのもの。MZMを筆頭に、ミライアカリ、ぶぎぼ、ソ、MaiRなど多数のアーティストが現地フェス形式で出演し、参加できるイベントは本当に貴重な体験だったでしょう。
また、休止前のMarprilを確認できたイベントはこのイベントが最後でした。復活すれば、次回はきっとさらに力強いダンスを披露する姿を見ることが出来るでしょう。今回筆者は参加・視聴することはかないませんでしたが、DJ ナユタン星人の全貌が記事で確認できました。な、なんだったんだこれは……。写真で「ソ氏~❕❕」という付箋がセンターオンリーで掲載されているのはツボでした。

のりプロ所属のVTuber、夢乃リリスが契約解除へ

のリプロに所属するVTuberである、夢乃リリスが1月10日に契約解除されました。急な出来事に波紋が広がっていますが、何事にもまずは中立的に冷静に静観することが必要でしょう。

にじさんじ、グウェル・オス・ガールの100万人耐久配信が道半ばで終了へ 131日ほぼノンストップで配信

自動でノンストップ配信されていたにじさんじのバーチャルライバー、グウェル・オス・ガールの100万人耐久配信が終了へ。宣言通り、PCの不調で終了と相成りました。

11日

ひろゆき、自身初TRPG配信『カタシロ』に挑戦 GMはディズム、でびでび・でびるも参加

KAI-YOUさんのPremiumサーバーのDiscord通知がきて、職場でタイトル見た時には思わず声が出ました「え?」と。この謎メンバーでお送りするTRPG配信、楽しみでしかありません。

VTuber向けトラッキングソフトのラペットテクノロジーズが資金調達、新取締役に「Skeb」の喜田氏

トラッキングソフト、ラペットのさらなる開発などに向け株式会社化しました。今後予定されている新規サービス開発というのも気になるところです。VTuberとは今は切っても切り離せないこの2人の動向。今後も注目していきたいです。

ミステリーノベルゲーム「シオリノコトハ」が発表! VTuber朝ノ瑠璃やヒヅキミウが声優出演

とても珍しいメンバーの組み合わせでした。今回ゲームに出演するのは朝ノ瑠璃、ヒヅキミウ、戌千代ここな、モカ、ミツルギリアの5名。声優としての活動の幅を広めるVTuberの朝ノ瑠璃だけでなく、中小の箱(WACTOR、星めぐり学園、Project ShoveL)所属のVTuberが参加する企画というのは大分例を見ないものかと思います。

12日

【祝生誕】1月12日はホロライブ「兎田ぺこら」の誕生日! 「3D LIVE」の注目ポイント&これまでの道のりを予習!

ホロライブに所属するVTuber、兎田ぺこらのライブ記念記事。今回のぺこらさんのライブはファンの間で注目が高かったようで終始当日はぺこらさんに関する通知が止まらないほど。記事では、事前動向について多数情報がまとめられており、ライブ以前の状況についても詳しく知れるだけでなく、初めてぺこらを知る人にも分かりやすい内容になっていると思います。

叶と葛葉のユニット・ChroNoiRがvaultroomとコラボ アニメPVで2人が躍動

執筆: 恩田雄多。にじさんじのバーチャルライバーによるユニット、ChroNoiRと招待制ゲームコミュニティ、vaultroomとコラボレーション作品が公開。映像表現がとても細かく、フレーム単位で見ても寸分の狂いもない崇高な作りになっています。

13日

「Vカツ」が6/30にサービス終了を発表 アバター使用が不可に

今週は波紋を広げたニュースが多かったように感じますが、中でもVカツは一部のVTuberの今後の活動を揺るがしかねない事態でしょう。Vカツは黎明期に簡単に3Dモデルを作れるソフトとして人気がありましたが、やがて下火に。今回のサービス終了と相成りました。今後アバターが使用不可能になるため、対応が必要になります。

IRIAMが投稿コンテンツの審査強化へ 小児に関する表現の基準を厳格化

同時に大きかったのは配信アプリケーション、IRIAMの審査強化。今後15歳頃のアバターの使用が厳しくなるのではないかと疑問の声が上がっていましたが、文面上そのような事実があるかは未明です。規制は小児に関する表現のみではありませんので、各々自衛するように努めましょう。

14日

スープラを「型式付きで」呼ぶVTuberラプラス・ダークネスさんにファンざわつく

執筆: 高山志郎。ごく稀にVTuber関係で車の話題があると取り上げることがあるのがMOBY。過去には「ホンダがVTuberのあくたんこと湊あくあの動画公開中!ファン感動「成長したね」」といった記事を公開していた。A90スープラが動画で公開し、言及したことが記事化している。車を取り上げるメディアがVTuberの配信を取り上げる動向そのものが面白いカルチャーのように感じます。

高額の“投げ銭”も飛び交うVTuberブームに柴田阿弥「アイドルを突き詰めた存在だと思う。心理的なストレスも軽減されると思う」

Abamaの番組関連記事。ライブ配信サポートやデータ分析を行う「配信技研」の出演など面白い取り組みではあります。やはり投げ銭に集中して着目するメディアは絶えないですね。

「ミスいちご2022」、粒ぞろいのメンバーが決定! 初のVTuberとして雨ヶ崎笑虹とモナが選出

いちごの消費拡大を目的に全国のいちごの魅力のPR活動を行う「ミスいちご2022」が発表されました。そのうちのメンバーにVTuberの雨ヶ崎笑虹とVTuber準備中のモナがSHOWROOMオーディションを通過し、選出されています。

VTuberミライアカリの別人格「ココロヤミ」がアーティストとして始動!

元々インスタグラムなどを中心にミライアカリの別人格として活動してきたVTuberのココロヤミが今回オリジナル曲を発表した。

VTuberコンピレーションアルバム、第4弾は『戦姫絶唱シンフォギア』公式タイアップ作に

VTuberによる音楽アルバムシリーズ「IMAGINATION」の4弾「IMAGINATION vol.4 ~戦姫絶唱シンフォギア 10 YEARS TRIBUTE~」が発表。アニメシリーズ「戦姫絶唱シンフォギア」の公式タイアップ企画になっている。

VTuber 根間ういさん スマホで確定申告をPR

沖縄を中心に活動するVTuber、根間ういが沖縄国税事務所からアンバサダーに選出された。

2/14 .LIVEの七星みりり、リクム、ルルン・ルルリカが3Dで1周年イベントを開催

七星みりり、リクム、ルルン・ルルリカの1周年を記念した初イベント。これまで.LIVEでは元アイドル部メンバーが行うイベントは多数行われてきましたが、3期生がメインのイベントは貴重な機会となります。

15日

VTuber名取さな 単独イベントのオフィシャル先行が受付開始!

「さなのばくたん。」が今年もやってくる。ライブの新たな体験型コンテンツを見出した昨年のライブに引き続き、今年もチネチッタ川崎で開催。今からどのようなものになるか楽しみです。

注目notes

学術動向

バーチャル Youtuber 定義化に向けての分析及び考察

バーチャルアバター・キャラクターをめぐる人格的権利の整理

その他動向

・「新春!にじさんじ麻雀杯2022」開催

・ZEROProject任天堂コンテンツ配信が容易に

・REALITY12言語に対応

・俺たちなりのageHa開催 - 新木場StudioCoast/agehaが閉鎖するに伴い、mogura、月あかり夢てらす、club asiaが合同で同会場でナイトイベントを開催。多数のVTuber楽曲が流れた中、最後に流れたのはDJ WILDPARTYの流した「蛍の光 feat. yosumi」をベースに吹き替えをした「蛍の光(俺たちなりのageha ver.)」だった。箱揺れした「Virtual to Live」、プールの前で流れた「クロスエメラルド」。これも1つのVTuber音楽の歴史の通過点だったろう。

・エンタス新年会開催

など多数。

告知欄

告知欄では、ぜひともこの欄で告知をしたいVTuber、おすすめ動画を載せてほしい、こういう企画を載せてほしいといったファンの声にお応えします。詳細はTwitter DMまたはコメント欄にて。

Discordサーバー「Project Virtual History」では、VTuberに関する情報を収集・蓄積しています。

KAI-YOUさんで担当した2021年の総括記事も是非ご覧ください。

宣伝の宣伝として


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