全広報担当者にオススメしたい!全社1on1の実施手順とその効果
この記事は【#PRLT(Lightning Text) Advent Calendar 2021】の10日目(12月10日分)にエントリーしています。
ベーシック広報改め、テックタッチ広報のおくだ(@OKYO000)です。今年の10月からテックタッチ株式会社に「1人目広報」として入社し、現在は事業広報・採用広報の体制づくりに取り組んでいます。
テックタッチは企業のDX支援ツール「テックタッチ®」を提供している企業です。
サービス詳細についてはぜひ以下の動画をご覧ください。
今回は、私がテックタッチ入社後1ヶ月半で実施した「全社1on1」について、その実施手順と効果をお伝えしたいと思います。
社内の情報収集をどう取り組めば良いのかわからない広報担当者、リモートワーク下で他の社員との関係をどう深めればいいのかわからない方の参考になれば幸いです。
実施の背景
テックタッチは、現在業務委託のスタッフ含め約50名が所属する企業です。そのなかで、入社前の選考のタイミングで10名ほどの社員と接点を持っていましたが、ほとんどの人とは雑談程度の時間しか取れず、他のメンバーについては氏名と担当部門名以外の情報を知りませんでした。
広報は「社内の情報キャッチアップが命」と言っても過言ではないお仕事です。その情報キャッチアップの方法を考えた際、「社内のメンバーから密な協力を得られるようにしたい」と考え、「全社1on1」を行うことにしました。
全社1on1の形式
全社1on1については、以下の形式で行いました。
【対象者】職種関係無しに全社員
【時間】各20分
【会議形式】基本的にはオンライン(Meet もしくは Tandem)で実施
【議題】それぞれの「自己紹介」「業務」「入社経緯」「雑談(※時間が余ったら)」
【その他】広報側から時間を設定。別ミーティングが入った場合には適宜リスケOK。
また、1on1が進むにつれて工夫した点として、途中からアジェンダは情報共有ツール「Notion(ノーション)」で整理したのち、事前に相手へ送るようにしました。
どんな効果があったのか
1on1の実施後にメンバーから伝えられた感想としては
「広報が何をしているか理解できた」
「広報のネタとして自分が伝えられそうな情報がわかった」
「話せて奧田さんの人柄が理解できてよかった」
「(単純に)話せて楽しかった」
などポジティブなリアクションを多くいただきました。
また、広報の私としても
それぞれの担当領域を深く理解できる
事業やサービスについての不明点をその場で質問できる
仕事で「わからないこと」が発生した時の相談先を把握できる
社内メンバー同士の関係性を理解できる(プライベートでも話し合う関係性、年齢が近い同士など)
と当初の目的を達成できたほか、副次的に以下の内容をキャッチアップできました。
それぞれの社員のキャリアを深堀りしたことによって判明した、自分がこれまで関わりの少なかった業界の独自のカルチャー
自社プロダクトが位置している市場への深い洞察
それぞれの社員の入社理由を聞いたことによる、会社や事業の新たな魅力
各メンバーの担当領域の理解による、メディア担当者への情報提供ネタ
働き方が変わっても、広報は会社・事業・メンバーにとって一番の理解者であることを目指すべき
2020年に引き続き、2021年も新型コロナウイルスの影響を色濃く受ける1年となりましたが、そのなかでも広報は引き続き、社外と社内を適切につなぐ存在であることを求められています。そのための取り組みとして、また、メンバーに広報の役割を理解してもらうという点でも今回の1on1の取り組みは有用だったと考えています。
コロナ禍というご時世もあり、入社オンボーディングに課題を抱えている企業は多かったのではないかと思います。それは自身においても例外ではなく、転職後、会社に溶け込めるかどうか、不安を抱いていました。
そんななかで入社直後に突然Slackで1on1を依頼しても嫌な顔一つせず、仕事の合間を縫って時間を確保してくれた社内メンバーには非常に感謝しています。
転職したばかりの広報担当者のみならず、入社後間もない方全員におすすめしたい取り組みです。よろしければ今回のnoteを参考に、ぜひ取り組んでみてください。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。