ちょっと酔い覚ましていきなよ [コーヒーSS]
俺:
「社長、今月いっぱいで会社を辞めさせてください。東京に行って、新宿に住みたいんです。会いたい人がいて。仕事はどこかの同業他社に入れなかったら、フリーランスで働きます」
今まで育ててくれた社長への礼もそこそこに、とってつけたような理由で数年間勤めた田舎の会社の退職を決めてきた。
そしてその足で行きつけのBARに向かい、世話になったマスターに退職と上京を報告した。
マスターは大したコネもなく上京する俺のことを本気で心配してくれている。
そうこうしていると、仕事終わりのさく