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世界一セクシーな男

ジャン-ポールベルモンド
このフランス人をご存知だろうか

彼には呼び名が沢山ある。

ヌーベルバーグの旗手
すべての格好良いの原点
アクションスターの原点

そう、フランスの国民的大スターだ。

自分が最初に観た映画は
勝手にしやがれ(1960)だ。

これを書いている現在が2024年だから64年前に封切られたモノクロ映画だ。
そして続けて
気狂いピエロ(1965)

銀幕の中のベルモンドは
呆れるほどのダメ男だった
犯罪に手を染め、女に騙されコロコロ転がる
like a rolling stone.

でも20歳そこそこの自分にとっては痺れるくらいカッコよかった
何が?
笑い方が。照れ方が。喋り方が。生き様が。Live fast Die young.

憧れたのは煙草の吸い方。人差し指と中指で煙草を挟み、親指で下唇をすっーと撫でる。憂いに充ちた男の貌。斜め上に吐き出される紫煙。

当時、煙草は嗜む程度にしか吸わなかった僕は。
その日から常に紫の煙を燻らし始める。
チェーンスモーカーの誕生。
ゴロワーズ探したな。

20代の頃見たこの2本が自分にとってベルモンドの全てだったのだ。


ここ数年、ベルモンド特集が、全国各地で開催されている

belmondo is backと銘打たれたその傑作選を2021年と2022年に見た。
傑作選2と3だ
いずれも2日間新宿武蔵野館に通って、計14本のベルモンド作品を見た。
アクション俳優としてのベルモンドの魅力に遅ればせながら夢中になった。
カーチェイス、複葉機の操縦や機上のアクション、ビルの上を駆け回る姿。はーっ惚れ惚れする。

今年はグランドフィナーレということで最後の上映が行われている。

『ジャン=ポール・ベルモンド傑作選グランドフィナーレ』公式サイト

今回は新宿武蔵野館には行くことが出来なかった。
よし、9/6から上映が始まるあの街に遠征するぞ✌️

亡くなって丸2年
お菓子のキャラクターに名前を使われたり、

当初はベルじゃなくてベルモンドだったらしい

ルパン三世やコブラなど漫画のキャラクターのモデルであったとも言われる、日本にも馴染み深い偉大なスターの命日9月6日に先がけて。

世界一セクシーな男を偲んで。
R.I.P Jean Paul Belmondo.

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