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「自制心を発揮する≠快楽を犠牲にする」

よりよい人生を送るために自制心が重要な役割を果たすのは間違いないところ。甘い食べ物の誘惑にあらがう、衝動買いをせずなるべく貯金する、先延ばしをしない、といった行動の積み重ねが、健康で充実した人生を送ることにつながるのだって話っすね。

しかしここで気になるのは、「自制心を発揮する=快楽を犠牲にする」といった考え方が広く採用されている点。たしかに昔の理論ではそういう考え方が主流だったんだけど、近年では行き過ぎた自制心は過度の倹約やワーカホリックにつながってあんまよくないよねーって証拠が増えてきてるんですよ。

そこで今回は、「自制心とは必ずしも目の前の快楽に負けないことではなく、長期の目標に反しない行動を選択することである」ってテーマで最近の知見をまとめてみます。月に1回ラーメンを食べてしまっても、それをモチベーションに運動を続けられるんだったら自制心がないってわけでもないんじゃない?みたいなことですね。まあこの記事を読んだら手っ取り早く自制心が高まる!ってことはないでしょうけど、とりあえず何らかの参考になれば幸いであります。

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