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食は質と量、どちらも大事!

子供の身体作りに責任を負おう!

子供は心配しなくてもいずれ大きくはなる。だが、中学受験をするには身体が大きい方が体力的に有利だし、身体が大きいとその分、食事の量もたくさん取れて、栄養摂取量が安定するので、健康面でも優位になる。

食事は体づくりの燃料。これから本格的にやってくる第二次性徴を迎えるためにもバランスの良い食事をたくさん食べる子供にしたい。食事は、受験生でなくとも、親としてもっとも管理すべき重要課題である。

女の子は、いずれは食事に神経質になり、体重を気にするようになることはわかり切っている。その時期が来れば、親がなにを言ってもコントロールするのが難しい。言うことを聞くうちに食育環境を家庭内に育てておくのだ。

小学生は男女ともに、骨が伸びる貴重な時期で、特にタンパク質やビタミン、ミネラル(特にカルシウム)は、骨を育てる大切な栄養素である。

背が伸びる期間は短い。日本人の統計上、女子なら中2、男子なら高2までというのが一般的だ。そう、言うまでもなく、身長が伸びるのにはタイム・リミットがあるのだ。この時期を逃せば、背を伸ばしたくても伸びない。この期間に栄養を不足なく摂取し、食事量がしっかり取れる体を作ってあげよう。親がいますぐできることをあげてみたい。

朝晩の食卓

小学校は給食がほとんどだろうから、親が管理する食事は朝と夜しかない。それぐらいは手を抜かないでと言いたいところだが、親だって忙しい。共働き家庭には、中学受験はなかなかにハードである。

そこで、多忙な親が受験生用に作る朝晩の食卓の提案をしたいと思い立った。もちろん、皆さんの方も料理は得意だと思うが、切り口の違う受験生メニュというのも知っておくのも一興ではなかろうか。

夜ごはん

夜ごはんは1日の食事のメインである。ここで必要な栄養素を確保し、睡眠中に体内で活躍させたい。我が家は超忙しい時は決まって「鍋」だった。夜ごはんには鍋が最強である。

忙しい時こそ、鍋は非常に便利だ。鍋ならどんな具材でも放り込める。調理は火をかけるだけ。冬にしか食べないのはもったいない。土鍋は家族用のものだけでなく、お一人様用の土鍋も用意しておけば、子供だけの分を作る時にも便利が良い。

ご参考:一人用鍋
萬古焼 五十鈴窯 IH対応 土鍋 6号 1人用 都三島 内山製陶所

冷蔵庫にあるものを放り込んで、粉末出汁を投入すれば勝手にできてしまう。肉類や野菜類、具材はほぼなんでもいけるから、栄養素の網羅性は抜群だし、冷蔵庫内の在庫一掃にも便利だ。

味のバリエーションもめちゃくちゃ豊富。ポン酢で食べてもいいし、醤油や味噌で味をつけても良いし、今時は鍋用のインスタント出汁を使えば、豆乳鍋でもトマト鍋でもすぐにできてしまう。我が家は真夏でも困ったら鍋だった。お勧めである。

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また、鍋の用意のついでに朝食の準備をしてしまう。

レタスは洗って手で引きちぎり、そのまま水切り用の底がついたタッパに入れる。ほうれん草、カリフラワー、ブロッコリー、かぼちゃなどは茹でて、同じく水切り底付きタッパーで冷蔵庫に入れる。この作業を火にかけた鍋と同時に行う。あっという間に朝食用サラダの下準備ができてしまう。翌朝かなりの時短になること請け合いである。

ご参考:水切り付きタッパー
OXO 野菜保存容器 グリーンセーバー フードキーパー 4.0L 食洗機可能
岩崎工業 保存容器 ナチュラルキーパー 4L (L) スノコ付 B-322 N 

さらに夕飯時に作り置きをしておくと非常に便利ものに煮物が有る。煮物と言っても様々で、いろいろな食材を投入できる。

・鶏肉と人参や葉物野菜を入れた酢豚
・玉ねぎやキャベツ、ありもの野菜のトマト煮
・豚肉やその他ありもの野菜で似たカレー
これらは全て朝食にも使える。

我が家の冷蔵庫は、当時タッパーだらけだった。

冷凍庫 収納29-thumb_480 (1)

朝ごはん

その日の活力は全て朝食から始まると言っても過言ではない。我が家はパンではなく、朝食はずっとご飯派である。これには個人的に和食が好きだという理由を除いても、真っ当な理由がある。

日本旅館の朝ごはんを思い出して欲しい。白いご飯は、焼き魚、納豆、焼き海苔にお味噌汁、たまごもあれば何膳でもいけてしまう。白米は栄養価の高い食材とのマッチングが良い。パン食の場合よりもおかずの取り合わせがよく、お味噌汁のなかに、豆腐やかぼちゃ、人参、ほうれん草など、子供に食べさせたいほとんどの具材を放り込める。焼き魚や納豆などは、パンと一緒に食すより圧倒的に白米との相性がよろしい。

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パンだとどうしてもスクランブルエッグにベーコン、ミルクと栄養パターンが決まってしまう。これをご飯にするだけで、圧倒的にバリエーション豊富な献立となる。お味噌汁を豚汁に変えて具材満載にすれば、これだけで必要な栄養が取れてしまう。受験生向きであるが、具を残されると意味がないので、消化の良いものを中心に程々にするようにしたい。

昨晩用意したレタスに、さっとトマト切って、サラダにしたり、同じく茹でて冷蔵してたほうれん草に鰹節をかけておひたしにしても良い。焼き魚は鮭や鱈、さんまなど、季節ごとに豊富だし、干物や味噌漬けを用意しておけば、日持ちもして便利だ。焼き魚がない日は、必ず納豆とたまごを献立に入れて、タンパク質を保管したい。たまごは目玉焼きがポピュラーだが、卵かけご飯を勧めると、納豆でおかわりも期待できる。

蛇足ではあるが、成長期なので、カルシウム摂取にも気をつけたい。骨の成長への対策として、我が家では下記のような補助食品を毎朝利用していた。


骨の成長にはカルシウムだけでなく、マグネシウム、ビタミンD、亜鉛、アミノ酸の補佐がいる。この商品だと、マグカップ一杯でこれら全てが摂取できる。朝と風呂上がりに一杯づつ(一日400ml)取れば、これだけで確実にカルシウム不足はなくなる。この安心感は大きい。気づいた時に身長を測って、伸びた分がわかるようにすれば、本人にも飲むモチベーションが向上する。

おやつについて

おやつを食べると夕飯が食べれなくなるので、控えたくなる気持ちはわかるが、勉強には糖質が必要と言われている。糖質は脳の燃料になる。

勉強中に甘いシュークリーム等を差し入れることは、理にかなっていることは覚えておきたい。

蛇足だが、我が家では、試験の日にはチョコレートをたくさん持たせた。

子供の好き/嫌いを受け入れては駄目

字数が増えすぎて、読みづらくなりそうなので、最後にもう一つだけ。

食べ物の好き/嫌いの感覚は子供の時に決まる。

最近では、親の方が「嫌いなものを無理して食べないでいい!」という家庭も増えていて驚いている。

実際、私も飲食店を経営していた時に、大勢の学生アルバイトを雇用していて、特に20代の女性から、「私は果物全般が駄目な人なんです」とか「私は玉ねぎとセロリが食べられません」とか「私はワサビが駄目です、あんなのよく食べられますね!」など、なぜか自慢げに話す人たちを見てきた。

「ちゃんとした大人は、そういう人たちとは食事に行かないし、誘わないよ。苦手なのは仕方がないけど、せめて恥ずかしげに話すように」

「将来、結婚相手のご両親に会う時に、彼のお母さんの手料理に苦手なものが出てきたら、同じことが言える?」

彼らにはこんな感じで伝えたが、どのくらい理解したかはわからない。

どういう大人に育つかは、どういう家庭で育ったか、なのである。



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