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家のことを考えていたら実家の財力格差に辿り着いた

私のnoteを見ていただき、ありがとうございます。

最近、学生時代の友人に会ってみて悟ったことは、親の財力の差が住宅購入の差にほぼ直結しているということです。

住宅購入をするのは多くは30代前半まで。定年までに35年ローンを返せる、またはフラット35を借入出来る上限年齢があるからです。しかし30そこそので7000万円以上する都心のマンションを自力で購入出来ると判断できる人間はさほど多くないでしょう。なぜなら自分の未来35年の年収が一定以上であるという保証はこのご時世には中々無いからです。しかしそのような都心のマンションには沢山アラサー夫婦が住んでいる。それはなぜか。その理由の一つは親御さんからの生前贈与を一定額以上いただいていることです。(政府は住宅購入における生前贈与には一定の控除額を置いています)

贈与額は当然家庭によりけりですが、私の友人の場合は1000万円以上はザラで、ローンの自己負担は月数万円程度、あるいはローンは無く、維持費だけ支払っている家庭もあります。友人たちは本当に人柄が素晴らしく謙虚な人たちで、そんな話は全く口には出さないのですが、私がわざわざ根掘り葉掘り伺っているのです。本当に下品ですが、、、

それで気付いたのが「自分が20代の頃必死に働いて形成して資産額と同じかそれ以上の額を、友達は親御さんからいただくことが可能」ということです。まだまだ男社会な企業の中で、女性でありながら勤め人としてはある程度高年収を得られていること。これは自分のたゆまぬ努力の証だし、誇りに思っています。しかし自分が一生働いても住むことができないエリアに、実家で家事手伝いをしていたお友達は、専業主婦のまま自己負担0で住むことができるわけです。

そんなの少し考えればわかることです。でもローンの金額を本気で弾くようになった自分にとって、実感として大きな衝撃を受けました。一緒に大学に入って、一緒に勉強して遊んで飲み明かした友達。横並びだと思ってたけれどそれは勘違いで、財務的にはそもそもスタート地点が違ったんだなぁと。。

私はいわゆる早慶一橋クラスの学歴で、その中でも人気のある学部出身なのですが、同級生の女の子は今思えばいわゆる良家の子女の方が多かったです。別に私がお金持ちの子を選んで付き合っていたわけではないのです。みんな身なりも金銭感覚も普通で私より質素なくらいでしたから。しかし女の子で世間一般に言われる高学歴の人って、裕福な家庭が多いんだなってことに今更ながら思い当たりました。結局家の経済状況は子の学歴とかなりの相関関係があるのです。(友人のお父様がお医者さんというパターンが非常に多いのですが、これはなんでかしら???不思議。)

もし私のような勤め人が都内である程度利便性の高い場所に自己資金で住むには相当なリスクを覚悟しなければならないし、会社の奴隷として生きるしかないかもしれません。だから親御さんの財力がある人のことは心底羨ましいです。

が、世の中上を見ても下を見てもキリがないです。自分だって恵まれているのです。私の父はごく一般的なサラリーマンです。資産家の家庭ではありません。それでも娘の私を大学まで通わせてくれました。私を経済的に支えてくれた両親には頭が上がりません。「一般的なサラリーマン」と書きましたが私もまた恵まれた人のひとりなのは間違いありません。

つまり、結局教育格差はこの国にあるんだなぁと思う次第です。お金は全てではない。けれど少なくとも親の財力で子の人生の何割かは決まるのではないでしょうか?

働かなくても億ションに住めるお友達と比べると、必死こいて働く自分ってなんだろうとも思います。しかし働くということはお金以外に得るものもとても多いです。世の中をよくしたり、色々な人と出会ったり切磋琢磨したりすることも、人生を豊かにしてくれることだと思います。仕事は楽しいことより辛いことやしんどいことの方が圧倒的に多いですが、でも嫌いじゃないです。その一方で仕事を減らして子どもとの時間を増やしたいという気持ちも少し出てきています。気持ちは揺れ動きますが、この100年時代に都心に暮らし続けるなら、老後を安心して迎えるためには、働き続けなきゃいけないってことは、ソロバン弾いてよく分かりました。働き続けるの一択ですわ笑。

やっぱり羨ましいよね、生前贈与族。




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