なぜ広報なのか
私は今、社会人4年目をしながら、Kacotamで「広報」のボランティアをしています。具体的には講演会などの企画・宣伝のお手伝い、資金調達に向けた施策検討などです。
平日は営業として仕事をしているため、ボランティアは平日の夜や休日のミーティングに参加したり、在宅でできる文章作成などをさせてもらっています。
Kacotamで活動したいと名乗り出たとき、私は迷わず「広報の仕事に携わりたい」と理事長に伝えました。
「子ども」の「学習支援」を主にやっている団体で、はじめから『広報をやりたい』という人はかなり珍しいことのようで、少し驚いていました笑
子どもと関わることは大好きです。
学生の時にはバイトで2年間、体操教室のインストラクターもしていましたが、子どもたちの感性や成長欲、吸収力には本当に驚かされっぱなしでした。彼らと過ごすと私の方が学ばせてもらうことが多く、時間があっという間に過ぎてしまいます。
そんな私がボランティアとして「広報」を選んだのは、
大好きな子どもたちの大好きな場所をずっとそこに残したいと思ったからです。
Kacotamに来る子たちの多くは
『今よりも』心地のいい場所・安心できる場所、『今よりも』勉強できる場所・挑戦できる場所を求めてやってきます。きっと見つけ出して、やってきてくれているのです。
中には、大人に不信感を持っている子もいます。「やりたい」ができる唯一の居場所となっている子もいます。
そんな子どもたちに、大人の都合で「もう活動続けられないから、ここには来ないでね」なんて、そんな悲しいことはしたくないな。そんな風に思ったことが、この広報のボランティアを始めた原点です。
NPOの活動は、みなさまの「応援したい」の気持ちで成り立ちます。その「応援したい」の気持ちに応えるには、
寄付者や社会に対して正しい情報開示をする。
現状の課題や問題点などの啓蒙を続ける。
そしてこの2つを続けること。
これがとても大切です。
つまり、情報の発信をする「広報」の仕事には大きな責務がある。そう私は思います。
なにかを始めることは誰にでもできます。
でもそれを続けるということはとても難しいことです。
来てくれる子どもたちに
「いつでも戻っておいで」と言えるような
いつまでもそこにあって、ふとした時に心の支えになるような
そんな「故郷」みたいな居場所になるために。
Kacotamの活動をより長く、より良いものとして続けていくために。
そんなことを想いながら、私はKacotamで「広報」のお仕事をしています。
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