ベートーベンとコーヒー 番外編
ベートーベンとコーヒーについて調べる過程で気になったことをここに書きたい
そもそもコーヒーの歴史は、飲料というよりもその効能によって世界に伝播した
カフェインである
これは現代でもそうであるが、眠い時に飲むと目がさえるというもの
コーヒーが飲まれ始めた時もそうであった
イスラムの高僧がコーヒーを飲んだことで意識が集中でき、夜のは拝礼にも励むことができたことからイスラム教での飲用が許可されたらしい
コーヒーを飲まないと夜の拝礼励めないって、、
自分に負けてるやん、、
そんな坊主はどうなのよ、、
と思わなくないのだが、、
それはさておき
その後、ヨーローッパに入り瞬く間に広がり、あちこちにカフェが立ち並んだ
カフェはコミュニティの場として盛り上がり、新聞を読むためのスペースとしての機能もあったらしい
ベートーベンもコーヒーと新聞を楽しみに足繁くカフェに通った
ウィーンには、ベートーベンが通ったカフェの一つが今も営業している
ベートーベンか活躍した当時のウィーンは、豊かな食生活だったらしい
コーヒーが広まるのと同時期にウィーンでクロワッサンが生まれていることも優雅な食生活を思わせる
とは言え、飽食の現代に比べると栄養が取れていたわけではない
そんな当時の人たちにはコーヒーの効能は現代人よりもてき面だったのではないか?
科学的な説明はできないけれど、飲んだらやたらと目がさえる
そんな不思議な黒い悪魔のような飲み物
こういう物は人を魅了する
ドイツでは輸入物であるコーヒーがあまりに飲まれるため、国のお金が海外に流れると懸念してコーヒー禁止令が出たほどである
カフェではコーヒーを飲みながらの討論なども盛んに行われた
コーヒーで覚醒した人々が激論を交わす光景は少し怖い気もする
ベートーベンは濃いコーヒーを好んだらしい
これを飲めば目がさえることもあって作曲が進んだのではないだろうか
ある一つの疑惑が浮かぶ
コーヒー依存症
現代でも、コーヒーやコーラ、エナジードリンクなどのカフェインの強いドリンクは依存症を引き起こす
ベートーベンの祖母と父はアルコール中毒で肝硬変で亡くなっている
死因だけで言えばベートーベンも肝硬変で亡くなっている
相当量のワインを飲んでいたと言われているし
それと引けを取らずコーヒーも相当飲んでいたいようだ
ようするにジャンキーというやつだ
ただ、創作のために使用(もはや使用とか言い出す)していたのではなく、創作をスムーズに進めるためにさえた状態にするために使用していたものと思われる
ここにベートーベンジャンキー説を打ち立てることにする
当時、水は汚染され、飲水としては危険とされていたので水の代わりにワインが飲まれていたらしい
コーヒーが広がって以来、コーヒーもその役割を負う
なので、当時の人はワインもコーヒーも多く飲んだ
ということについては、そっと目をそらしておこう
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