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待望の調整局面到来

 お祭り騒ぎのような日経平均の4万円台乗せから1カ月を経ようとする中で、ようやくやって来た全体相場の波乱、調整を皆様はどのようにご覧になっておられますか。

 なかなか押し目らしい押し目がなくて投資のタイミングを逸してこられた皆様にとっては、ようやくやって来たとも言えそうな調整局面です。

 上がっても下がっても何らかの理屈が後講釈のように述べられるのが常です。今回の調整もイスラエルとイランの対立がエスカレートしそうだと伝えられてのことだとか、これまでの相場のリード役であった半導体関連銘柄が米国のエヌビデアの調整、アップル、テスラなどの人気株の調整をきっかけに指数を押し下げているということなどが指摘されています。まあ、1-3月はあれだけ短期に上がったのですから、多少の調整は致し方ないところではあります。

 買いたい投資家はダウントレンドの動きを見るとどこまで下げるかを見極めようとしますし、ひとまず売っておこうという行動に出がちです。

 3月配当も取って利益確定売りも出やすい中での調整は自然の流れでもあります。先週は既にテクニカル上のポイントまで調整が入りましたので、一旦は反転上昇が想定されるとは見られます。
 ただ、戻りが鈍いとまた売りが出て更に下値模索を余儀なくされると言った展開も予想されそうです。


 この中でこれからしばらくは決算発表のシーズンとなり、その内容に関心が向かいます。これから株式投資をしようという個人投資家の皆様にとっては待望の調整局面の到来です。個別銘柄においても下値模索が続きそうな中で投資タイミングを探る局面が続きます。

 業績動向、ビジネスの潮流を吟味しながら投資指標もチェックして中長期スタンスで株式投資に臨まれる皆様の運用成果向上を大いに期待したいと思っております。


(炎)


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