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キャンプ中の写真にもエモさが必要か?

エモい写真は好きですか?

僕は好きです。、というか、嫌いな人はいないと思うのですが、もはや”映える”ような刺激的な写真よりも、情緒的な暖かみのある写真がウケるようになってきました。
写真は、一部のカメラが好きな人だけの世界から、すべてのスマホを持つ人々の世界に広がっています。

〜きっかけ〜
数年前、自然学校のキャンプ中に中学生の女の子に言われて、いまだに答えが定まらないことがあります。

「班の友達とSNOWで撮りたい!」

自然学校のキャンプ中の写真は、学校行事のようにそれ用のカメラがあり、キャンプ後に保護者向けにWEBサービスで共有することが多いです。
一方で個人のスマートフォン使用は禁じているため、この女の子はそのような申し出をしました。

〜なんのために写真を撮るか〜
ハッとさせられました。なぜなら、”スタッフが撮る写真では、友達との想いでのワンシーンを記録するのに相応しくない”と思ってる表れだったからです。

僕が学生の頃、学校行事が終わってプリクラで、みんなで撮る写真が思い出の記録であり、行事中に撮った写真は親が記念に買うものとして認識していたことを思い出しました。

つまり、第三者の視点で撮った写真より、当事者が残したいと思ったシャッターチャンスを押さえた写真の方が、大切な写真きなるということ。

よく、子供の写真は、プロがとるより親が撮ったほうがいい写真になる。なんて言いますが、まさにおなじロジックです。

加えて、写真の加工する時間も共同作業として思い出に残ります。プリクラを撮った後の時間のように。

この出来事のあと、そんなことをずいぶんと考えました。

〜写ルンです。で解決なんです?〜
一つの対策として、班に一台の写ルンです。を持たせることにしました。
操作は簡単だし、いまの子どもたちには写ルンですの写真はLo-Fi感がエモさになるのでは?とねらって。

結果はもうひとつ…。

ねらいとしたことは、満たされましたが、写真自体が暗いこと、写真になるのはキャンプが終わったあとであること。
写ルンです。では、普段のカメラより露出をかせげないので、どうしても暗くなります。
現像の手間が必要のため、タイムラグがでます。

いま、考えているのはSIMなしのスマホを班に持たせること。

いまの子どもなら操作は慣れているし、撮った写真もすぐみることができます。一方で、子ども個人のスマホではないので、キャンプ中にそぐわない使用は発生しませんので、青少年健全育成的な観点からも問題はないかと思います。
(中学校でのスマホ使用について認められる動きがありますが、その観点でのお話はまたの機会に。)

そして、興味があるカメラを少しご紹介します。

CANON INSPIC RECです。https://cweb.canon.jp/camera/dcam/inspicrec/
コンデジでも、アクションカムでもない新ジャンルのカメラで、僕が考える様々な課題をクリアしてくれそうです。とてもニッチな製品なので、目に止まる機会が少ないかと思います。ぜひ、URLから製品について知ってください。


ということで、自然学校のキャンプ中の写真について考えてみました。カメラの性能が向上と拡散しやすさは諸刃の刃ですが、上手につかってキャンプ後に長く残す写真をとってあげたいと思います。
あわよくば、自然学校にきたことがない子どもたちが、その写真をみて、「行きたい!」と思ってくれると、認知度の向上につながるなぁとw(なんてねw)


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