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一度は経験する?Webデザイナーの葛藤10選

日々の生活をおくる中で、人生ってあるあるで出来てるなぁと感じる機会が増えました。
色んなあるあるを経験したり知ったりすると、応用や準備が出来るので、将来のいろんな場面で役立つかもしれないと思い、今回はウェブデザイナーの「あるある」を、紹介することにしました。
ただし、紹介する内容は私が経験したことであり、全てのデザイナーに当てはまるわけではありませんので、ご了承ください。

1.サンプルのままデザインカンプの作成

クライアントからの提供されるテキスト情報や画像が提供されず、ずっとサンプルのままデザインを進める事があります。
なので、文字数や画像の比率など必要最低限共有できる事は、聞いておく事がベストです。 または、こちらで指定するなど手を打っておかないと、「テキストはそのまま入れてください」など後から編集が効かなくなり、想定していたデザインが崩れる恐れがあります。
私が実際に経験したのは、H2のリード文が凄く長いものを提供され、H2エリアの高さが余計に出てしまった事です…。

2.確認漏れでクライアントとのトラブル

デザイナーの皆さんは、クライアントと直接話す機会があります。
一緒にどんなデザインを作りたいのかや、何を実現したいのかをディレクターと一緒に詰めていきます。
でも、自分の経験が浅い場合は、事前の準備がうまくできないこともあります。
実際に私が経験したトラブルの一つは、ウェブサイト内のキャラクターを作った時でした。そのキャラクターの著作権を、クライアントに讓渡するのか決めていませんでした。もちろん見積書にも含まれておらず、後からトラブルになりました。
このように、デザインの仕事では必要事項をまとめるスキルが求められます。経験が浅くても、しっかりと準備をしておくことや、クライアントとの話し合いで抜け漏れがないようにすることが大切です。

3.曖昧な修正依頼

デザイナーの仕事では、様々な業種の人にデザインの確認をお願いします。しかし、相手によっては、どのような視点でデザインを見たらいいのかが分からず、曖昧な修正依頼をされることがあります。
例えば、「ここの背景を濃くして、テキストは白抜きで」といった依頼です。しかし、なぜ背景を濃くする必要があるのか意図が分からないことがあります。 私たちはその意図を理解しようと努力しますが、時には理解しきれないこともあります。
そういった場合は、なぜその修正が必要なのかを質問するようにしています。なぜなら、曖昧なまま進めてしまうと、また修正を繰り返すことになるからです。
だから、私たちは相手の意図を正しく汲み取るために、質問を積極的に行います。相手の要望を理解し、効果的な修正を行うことで、最終的に満足のいくデザインを完成させる事ができます。

4.提出日の前日に方向性が変わる

これは会社によって異なるかもしれませんが、私が新人の頃はよく経験しました。
例えば、コンペの仕事を受けた時に、ベンチマークを用意したり、色々なアイデアやトーンを上司に提案します。一度OKをもらった後も、何度か微調整を重ねながら進捗報告をしていました。
ところが、提出日の前日になって、突然チャットが届きました。
「クオリティが担保できていない」と指摘されたんです。
より良いものを作りたいという気持ちはあったのですが、「今までの作業は何だったのだろう?」と頭を抱えました。
それでも、なんとか提出日に間に合わせることができました。
デザインの世界でも、時には予期せぬ変更や指摘があることがあります。
大切なことは、柔軟に対応し、素早く調整することです。
経験を積むうちに、よりスムーズにプロジェクトを進める方法を学び、成長していくことができます。

5.複数のトーンを抱えて一瞬頭がバグる

私たちデザイナーは、いろんなデザインの案件を同時に進めることがあります。例えば、キレイめでホワイトスペースをたくさん取ったデザインを作った後に、一般的なホワイトスペースを使ったデザインに取り組むと、余白が詰まって見えたりして、デザインの感覚が狂ってしまうことがあります。
また、色の適応範囲も混乱の元です。
例えば、テキストの色を暗めのグレー(#333333)に設定したデザインの後に、テキストの色を黒(#000000)に設定するデザインを進めると、どちらのデザインに適応していた色なのか分からなくなります。

6.提供素材のクオリティをあげる葛藤

コーポレートサイトでは、会社の外観や内装、スタッフの働く様子などをクライアントからもらった画像を使用することがあります。
でも、残念ながら提供される画像は解像度が低い場合や余計なものも写っていることがあります。
そんな時は、私たちが手を加える必要が出てきます。
画像のクオリティは、サイト全体のクオリティにも大きな影響を与えることがあります。だから私たちは、スタッフの顔色を明るくしたり、画像を切り抜いたりすることで、クオリティを保つために努力します。

7.工数管理が苦手な人もいる

普段、私は作業ごとにかかる時間を時計で計っています。
でも、大抵の場合、予定していた時間よりも早く終わったり、ロスしてしまう事があります。大きくスケジュールに影響が出る事はありませんが、工数管理はいくつになっても苦手なままの人もいる。

8.途方もないラリーが発生する時がある

私がまだ新人の頃、クライアントから
「ボタンが気に入らないので、いくつか案を提案してほしい」という依頼を受けました。しかし、ボタンには一つひとつ意味や優先度があるので、ボタンだけでデザインを決めるわけにはいきません。しかし、経験の浅かった私はその依頼に承諾し、結果的に100個もの案を提出することになってしまいました。

9.専門外の知識が身につけられる

デザイナーの皆さんは、さまざまな業種のクライアントと関わる機会が多くあります。
相手の仕事について学ぶこともあります。その結果、専門外の知識が身につくことがあります。
デザイナーの方が、ニッチな業種について知識を持っていることがあると、驚かれることもあります。

10.トレンド教えてください・反映したい

このような質問や依頼は、私たちデザイナーが社内の他の部署の方やクライアントから頻繁にいただくことがあります。ただし、トレンドは移り変わるものですので、来年に公開されるウェブサイトなどに反映させる際には少し慎重になる必要があります。
また、海外の大手企業が最新のトレンドを大々的に発表しており、それが日本語に翻訳されて様々なウェブサイトに掲載されています。
(例)

でも、海外のトレンドがすぐに日本に影響を与えるわけではありません。
じわじわと日本に浸透していく感じなんです。
だから私は、日本のウェブサイトのギャラリーを見て、傾向を把握してトレンドを伝えるようにもしています。それが「今」のトレンドに基づいていると思うからです。

最後に

webデザイナーのあるある、いかがだったでしょうか?
まだまだ沢山ありますが、一旦王道だと思うものをまとめてみました。
「私もこんな経験したよ」などありましたら、下記のコメントボックス用意しましたので、教えてください!



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