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🌾豊かさは身近にあった|中学生の頃地元群馬で出会った文化を織りなおす👘

こんにちは。今日は絶賛開発中の絹織物「銘仙」を使用したシルクパンツについてお話ししたいと思います👘

👖シルクパンツ

ゴムウエストのイージーパンツにタックを入れることで、履きやすさときちんと感の両方を兼ね揃えました。裾に向けて軽くテーパードしたシルエットは合わせるシューズを選ばずに着用いただけ、立体感のある着物生地の風合いを最大限に活かした着こなしができます。

表には絹100%の着物生地、その着物生地に最も合うシワになりにくい裏地、そして絹の縫い糸を使用しています。

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👵誕生の裏側|であったのは中学生の時!?

銘仙とは、大正から昭和初期に一般庶民の間で愛された着物です。銘仙の生産過程は14工程あり、職人一人ひとりの丁寧な技術が無くして成り立つことはできません。現在、高齢化や技術の衰退が原因により生産がとまっています。しかし、地域に愛されてつづけている銘仙はかたちを変えて受け継がれようとしています。銘仙は絹でできているので衣服にする際に扱いが難しく多くの苦戦がありましたが、地域と連携しながら模索し続け、このパンツができました。

このシルクパンツができたのは、私の中学の頃の出会いがきっかけです。群馬県伊勢崎市に生まれ、大学までの18年間この地で育知、青春を過ごしました。

私と銘仙の出会いは中学生の頃、母校におばあちゃんたちがワークショップをしにきてくれた時です。おばあちゃんたちはそれはもうパワフルで、銘仙について歴史を話出したら止まらない、あっという間に着付けもしてくださる、圧巻でした(笑)

そのワークショップがあるまでは、地元に文化があることを知らなかった。「群馬=中途半端な田舎」という印象しかなかったから(正直に言います笑)、「こんなに美しいものが群馬にあるの?」と半信半疑でした。中学生だった私は、そんな疑問と好奇心を抱きながら授業を受けていました。その後も、おばあちゃんつながりで銘仙をきて銀座を歩くイベントなどに参加させてもらっていました。

豊かさは近くにあったんです。

そんな中学・高校時代はすぎ、時はたち大学生に。そして会社を立ち上げようと動き出した3月。コロナで海外へはいけず、今ここ、私は何ができるのだろうと悶々と問を投げかける日々でした。

🤍ちゃんと愛することの大切さ

自粛生活で学んだことは、これに尽きます。会いたい人に会えなくなる、昨日まであった素敵なものが壊れてしまう、そんなことが急に起こる。だから「今、あるものを日々愛そう」と心に決めました。今あるものを愛することって意外とできてなかったりする、ことに気づきました。なくした後に大切さを知るってよく言いますよね。そんな感覚です。

「人生100年時代」と世の中は言うけれど、それはただ数字が伸びているだけのように感じます。今年改めて気づいたのは、自分と大切な人を幸せにしたいと言うこと。やりたいことを全うすることで私は幸せになれる、大切な人を救うことができる。そう思うと昨日よりも今日、今日よりも明日をより良い1日にしたいと自然に思うようになりました。

今まで大切に紡がれ、おばあちゃんたちが毎日語り継いできた文化「銘仙」。精神性はそのままで、今までのかたちを解し、新たな服へと導く。それが先日発売開始したシルクパンツです。

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👘銘仙(めいせん)とは?

①正絹(絹100%)
群馬県は、奈良時代から養蚕が開始されたと言われています。紡がれた生糸は日本全国へ、そして世界へと飛び立ちました。日本有数の輸出品供給地として、世界からも注目がされていました。生糸産業で地域経済が支えられていました。

②織物のまち伊勢崎市
地域の文化である上毛かるたでは「銘仙織だす伊勢崎市」という札があるように、織物業が盛んな地域でした。明治時代の後半になると、一部が工場化され生産量を伸ばしていきましたが、伊勢崎銘仙は複雑な模様や風合いを特徴としており、高機による手織り生産が継続されました。大正から昭和初期にかけて、生産量は全国の半分を占め、伊勢崎銘仙の黄金期と呼ばれるまでとなりました。

③先染めの平織物
伊勢崎銘仙は「先染め」の平織り絹織物。
たて糸に柄をつけるだけではなく、よこ糸にも柄をつけ、手ばた機でたてとよこの糸を1本1本併せて織ったところが、大きな特徴です。


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👗身に付けるものへのこだわり

「銘仙」は一般庶民の間で愛された正絹の着物です。庶民の間で絹が切られていたことに驚きました。戦前から着られていましたが、戦争を経てもそのこだわりは続いていた。

無理してでも、絹を身に纏いたい。

そんな気持ちだったのでしょうか。絹を纏うことで、地域の誇りや伝統技術を支えることになっていたのでしょう。この気持ち、このこだわり、着物がとても素晴らしいなあと日々思います。

当時の人と触れ合う機会は少ないですが、協力してくださっているおばあちゃんたちとお話しすると、たっくさん当時の様子がありありと伝わってくるんです。他の地域にはない技術と繊細さがこの地にはあるって。その話をするおばあちゃんたちも、それはもう輝いていて。こんなパワフルで元気なおばあちゃんになりたいなあ、なんて思います🤍

💌ありがとうを伝えたい

ご協力くださっている地域の方々をはじめ、購入してくださるファンの皆様、Ayを応援してくださっている方、関わってくださっている全ての人に感謝を伝えたいです。このパンツをつくるまで長い時間をかけましたが、皆さんの想いも含まれています。今後ともよろしくお願いいたします☺️

🛒発売開始!

そんなこんなでたくさんの想いや出来事があったわけですが、待望のシルクパンツ発売開始です!


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