OKOPEOPLE - お香とわたしの物語

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オープン・フェア・スロー──お香と社会の3つの「隙間」

こんにちは、お香の交差点OKOCROSSINGを運営している麻布 香雅堂代表の山田です。

お香をはじめとする和のかおりの専門店・香雅堂を手伝い始めておよそ10年が経ちました。思うところがあって初めてこのような文章を書くに至っています。みなさまにあまり馴染みのないと思われるお香業界の今をさまざまな観点で紹介しながら、お香の未来について考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

香木・香

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ありがとうございます!

「散歩」 ~ 雨の匂いのする街 ~

部屋の観葉植物に水やりをしていたら、思い切り立ち上がった緑の匂いに鼻がびっくりしてしまったことがある。
「ぷっはーッ!」
ビールの第一声が聞こるような見事な飲みっぷりに、以来見慣れていたヤシ科の鉢植えは一緒に呼吸する”同居人”になった。

コロナによる自粛生活で、散歩が日常になっている。
雨催いの空であっても、いそいそと出かけてゆく優雅な新習慣。こと「雨上がり」の贅沢さには時を忘れる。

草木がい

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なんたって源氏物語②

前回の記事はコチラから:なんたって源氏物語①

「源氏物語を通読したことがありますか?」という問いに、おずおずと手を挙げたのは、なんとわずかお二人だけ。しかもそのうちのおひとりは「『あさきゆめみし』なんですけど、、、、」。
えええ~意外!!! ふうぅ、助かった、、、という心からの安堵を顔には出さず、穏やかに言葉を続ける。「大丈夫です、全く問題ありません。『源氏物語』を全部読んでいなくても、源氏香は

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ホタルイカのはこぶ春は海の匂い

神奈川で育ち、茨城で働き、札幌にも住んだ感想として、家で食べられる日常の魚は富山が美味しい。

冬はブリ、そして蟹をよく食べた。仕入れに定評のあるスーパーで蟹を買って、家で茹でる。独特な匂いを含んだ湯気に包まれながら、鮮やかな朱色に変化する殻をワクワクして眺めた。一人につき一匹の蟹を食べて、茹で汁はスープにした。何度かたてつづけに捌いたことで、捌き方も身についた。指についた蟹独特の生臭さもそれはそ

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٩( ᐛ )و٩

なんたって源氏物語①

香雅堂スタッフの「ゆう」と申します。香雅堂に勤務して8年目になります。香雅堂で毎月開催している体験香席にて、ご案内役を担当しております。これから体験香席におけるあれやこれやをぽつぽつと語ってまいります。話題はあちこちランダムになると思いますが、どうぞ宜しくお付き合いくださいませ。

さて、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、香雅堂では断腸の思いで3月の体験香席から開催を中止と致しました(涙)。

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