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アニメ「進撃の巨人」を見たとき、自分は絶望した。

どうもゲームディレクターのおこめです。
今日はアニメ制作経験がある自分が、進撃の巨人をみたとき、
アニメーターの苦労を感じたので、そのお話しをしたいと思います。

1.線が太い!?正気か?
進撃の巨人を見て、絶望した理由は線の太さです。

通常のアニメは線の太さは一定で、ただの線として昔から何もかわらず、
腕で綺麗な線を描くことを意識して描いていきます。

では太い線のアニメの場合はどうかというと、
線を二つかいて、そこに黒のベタ塗の指定をするということです。
線を囲うので太い線の部分は二倍の労力がかかるわけです。

ただでさえ辛いアニメーターの仕事が増えている訳です。
1枚単価はそんなに変わりません。

2.周りも驚いてた
進撃の巨人のアニメ1期放送時、自分はアニメーターでした。
そしてアニメーター界隈でも話題になっていました。

世間の多くの人が、立体機動装置でのバトルシーンの動きで感動しているところ、

アニメーター界隈では、あのアニメの線やばくない?
あの太い線って線を囲って黒塗り指定だよね?
アニメーター足りるの?うちに相談きたら断ろう。

という会話がありました。

実際のアニメ制作に携わってないので、
別の手法で描かれている可能性は僅かにあります。
(別の手法が思い浮かばないのですが)
この会話はノンフィクションです。

3.立体機動装置も凄い

進撃の巨人のアニメはクオリティが非常に高いです。
立体機動装置の戦闘シーンも非常に丁寧で、構図やアクションも
とても素晴らしく、非常にわくわくするものでした。

ただアニメーターの目線ですと、凄いアニメというのは、
凄く苦労するアニメということです。

凄い動きをするアニメの上、線が太いなんて、
考えるだけで恐ろしいです。

4.アニメーターって大変
簡単にまとめますと、世間で凄いとされているアニメは、
アニメーターにとっては、非常に厳しいアニメということです。

アニメーターにとって楽なのは、動きが少なく、線が少ない単調なアニメです。
いわゆる幼児向けアニメが最高です。

太い線や凄い動きをしているアニメを見る時、アニメーター頑張ったんだなと感じてもらえると嬉しいです。

以上となります。
アニメーターになりたい人は以下の記事をご覧ください。
本当に簡単。アニメーターになる方法
疑問解消。アニメーターになりたい人へ

京都アニメーション 作画の手引き

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