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こどもの想像力は、果てしなく続く世界。

「4歳姪っ子と作り上げていくストーリー」

共働きで週末や祝日に仕事がある妹夫婦に代わって、4歳姪っ子を預かることが多い私。彼女とのアクティビティで驚くことの一つが、果てしなく広がる想像力。滑り台と滑り台が着地する砂場、ブランコ、広めの芝生エリア、とてもシンプルなこの公園でさえ、彼女の想像力が発揮し、ときに暴走し始めます。

姪っ子:「ここはね、たくさんの動物さんがいるんだよ!」「はい、ハムスターの赤ちゃん」
私 :「小さな動物さんたちが住んでいるの?」
姪っ子:「違うよ。ほら、あそこにはイルカさんと人魚!うわー、きれい!サメさんが踊ってるよ。ベイビーシャークシャークシャーク♪」
と砂場を指さし踊りだす。
私 :「人魚もいるんだね。きっと楽しいね。ここは、どこ?」
姪っ子:「人魚とイルカの島。あっ!ワンちゃん!」
私 :「ワンちゃんのお名前、何だろう?」
姪っ子:「うーん・・・。ノーリー!」「楽しそうだから、お星さまから来たんだよ!」「あっ!!おーい、ヒーメー!」「じゃ、みんなで一緒に遊ぼっか!!」
私 :・・・うちの犬の名前じゃん!? 
(ノーリー:長く飼っていた犬で、昨年亡くなったため、「お星さまになったんだよ
と教えていました。 ヒーメー:ノーリーの娘。まだまだ元気に健在!姪っ子のお気入りのワンちゃん。 二匹とも海で遊ぶことが好きす。だから、もしかしたら、犬はで泳ぐと思っているのかもしれません。)
私 :「人魚さんは?」
姪っ子:「うーん・・・プリキュアちゃん!虹色の尻尾だよ!」
こんな感じで滑り台を滑っていきます。そして、
姪っ子:「さぁ、サメさんの背中に乗せてもらいましょう!」「ここは、いつもお星さまと虹があるんだよ!」
私 :「だから、人魚の尻尾は虹色なんだね!!!」
姪っ子:「あの子のは、赤色とオレンジ。あの子は、お花畑の尻尾。ほら、お花がたくさんでよう?」

この公園は、私の住んでいるアパートの横にあり、預かるたびにここへ来ます。とてもローカルでシンプルな公園です。特別な遊具があるわけでもないからか、子ども達で溢れかえることはありません。この公園は、彼女にとっては、滑り台は人魚が住んでいる島で、着地する砂場はイルカが泳ぐ海なのです。この設定は、彼女が話し始めたときから(たぶん)同じです。水族館へよく行くからでしょうか、イルカに人魚は定番。その都度、内容や名前が変わりはしますが、基本は上記にあるまま。お話しし始めたときからずっと、私の質問と彼女のクリエイティブな答えで、人魚さんとイルカさんのお話を作り上げています。あまりに限りない想像力が広がっていて、それが私には新鮮で、彼女と過ごす一日の終わりにメモをとります。だって、大人には描けない世界だと思うから。

私が質問への答えは、彼女の想像で創造世界。美しい人魚とイルカが暮らす島には、なんとクジラにサメ、ペンギン、犬にハムスターまでいるのです!大人の私からすると、ありえないと決まっていることが、彼女の世界感には「ありえないこと」は存在しないのです。
noteで「レゴ魔人」というものを連載で投稿させていただいていますが、これも彼女とのレゴ遊びからのもの。毎回残しているメモをくっつけていったものです。彼女ももう、4歳。彼女の果てしなく広がる想像力で、一緒にストーリーを作り上げていける期間は、あとどのくらいでしょうか。「4歳姪っ子と作るストーリー」、仕上がるかな。。。

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