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オンライン展示会の構造

オンライン展示会のスタンダードな構造と、プラットフォーム選定に必要なポイントを紹介します。

基本的な構造

来場者登録が必要なID・PASS認証からログインして入場します。そして、会場全体(出展社一覧)を見渡し、検索して目的のブースを探していきます。※ここにバーチャル空間を用意して、アバターの操作でブースを探して移動できるものも存在しています。

別途用意された特設ステージでは、セミナー・講演などを行うことができ、タイムスケジュールから興味のある配信動画を見に行くことができます。準備されたページや導線は、それぞれリアルの展示会とよく似ていますよね。

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・来場者登録(事前登録フォーム)
・ログイン(ID・PASS認証)
・TOPページ(エントランス)
・出展社一覧ページ(会場MAP/カテゴリの絞り込み/キーワード検索)
・ブース(商品・サービスコンテンツ紹介ページ)
・特設ステージ(講演、セミナー、新製品発表などの動画配信)

ブース機能の充実

多くは目的のブースを探すことになりますが、ブース内では様々な機能で商品・サービスを紹介し、接触に繋げています。

・名刺交換
・商品・サービスコンテンツページ
・プロモーション動画
・質問用チャット
・商談予約
・カタログダウンロード
・問い合わせ

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行動履歴は後に活用する

来場時のID・PASS認証ですが、ただ来場者(顧客)情報を取るだけではなく、このIDを基に行動ログを追って、来場者の行動履歴を取得することが可能となります。このしくみはプラットフォームとしては標準機能として結構当たり前となってきています。行動履歴では、誰が何に興味を持ったかが分かるため、会期終了後の営業活動に大いに貢献できるでしょう。

どのように取得できるのか、どこまで取得出来るのかを確認して、後に活用するイメージをしておくと良いかもしれません。

より使いやすい機能を


名刺交換や商談予約などの機能は外部プラットフォーム連携やオリジナル構築など、各社のプラットフォームによって仕組みやUIに少しずつ差があります。単純に機能が付いているならということで判断するのではなく、どういった手順で行えるのかなど、使い勝手についてもしっかりと説明を聞いておくと良いでしょう。

最低限の機能ではなく来場者に対して、より親切に行うには質問レベルの呼びかけにも対応すること。また、出展社側から声がけが出来るなどが出来れば、コミュニケーションの幅も広がります。

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実現するためには…

・有人チャット
・AIチャットボット
・アバター
・ラウンジ
(ボイスチャット/テキストチャット等で自由なコミュニケーション)

直ぐに一次回答してくれることで、声掛けのハードルを下げることも時には必要ですね。どこまで準備するか、目的に合わせて設定をしていきましょう。

今回お話ししたように、オンライン展示会では、必要な機能が精度を上げて整えられていき進化しています。開催目的は様々ですので、すべての機能が揃っていなくても、必要なコミュニケーションの場があれば、最低限の機能でも十分かもしれません。

但し、全体構成の分かりやすさや機能の使い勝手などは、しっかりと聞くことで本当に使いやすいことが納得出来てから、プラットフォームは決定しましょう。

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