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10年ぶりに触った 津軽三味線

おはようございます。
今日は、私の趣味について書いてみたいと思います。

きっかけは、レシーブ緒方さんのこちらの記事。

独学で津軽三味線を弾いているという緒方さん。
YouTubeを使っての練習、すごいです!

実は私も、津軽三味線を練習中なんです。
noteに書くことを躊躇していたのですが、緒方さんの記事を読んで、書いてみよう!と思いました。

津軽三味線との出会い

話は、私が看護学生だったときに遡ります。

今となっては、どうして楽器を習おうと思ったのか、それがまたどうして津軽三味線だったのか、よく覚えていません。

家から数駅のところに津軽三味線の教室があり、週に1回通い始めました。

初心者用の三味線を担いで電車に乗り、なんかバンドマンっぽいぞ、私。なんて思っていた記憶があります。

その頃は、センスはともかく、少しずつ弾ける曲が増えることがとても嬉しかったです。

しかし、習いはじめて1年経たない頃に実習が始まり、平日は睡眠時間をギリギリまで削って課題をし、土日も課題や疾患の勉強で休みが終わるという日々になりました。

三味線の練習も、教室に通うことさえも難しくなってしまい、結局続けることができませんでした。

看護師になってからは一人暮らしを始めたこともあり、私の津軽三味線は実家の部屋の隅に置かれたまま、気づいたら10年。

その間、弾いてみようかと思わなくはなかったけれど、不精な性格もあり、なかなか行動に移せませんでした。

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10年ぶりの津軽三味線

10年ぶりに三味線のケースを開けたきっかけは、デイサービスへの転職です。

デイサービスの歌のレクリエーションで、普段は寡黙な男性が大きな声で歌ったり、「この曲なつかしいわ〜」と目を潤ませる方を見て、三味線を弾いたら皆さんに喜んでもらえるかも、と思いました。

10年ぶりに触れる津軽三味線は、驚くほど記憶のまま。破損しているところや傷んでいるところはなく、ちゃんとベンベン鳴ります。

私の方はといえば、バチを持つのも やっと。
三味線ってこんなに重かったっけ。こんなに太かったっけ。弾けていたはずの曲が、ちっとも弾けない。

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練習あるのみ

人前で披露するためには、練習あるのみ。でもいかんせん、三味線の音はでかい。特に津軽三味線の音は、大きいのです。
音を小さくする道具をつけても壁の薄いマンションでは周りが気になって練習できず、カラオケボックスでも明らかに音が漏れている。結局、職場のデイサービス で練習させてもらえることになりました。
今度は三味線教室には通わず、遠い記憶を元に自主練習に励みました。

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はじめてのお披露目

練習を重ね、初めてご利用者様の前で演奏するという機会を得ることができました。

まだまだの腕前なのに、さらに緊張もあり。完璧に弾けた曲はほとんどなく、本当に拙い演奏だったと思います。それでも、ご利用者様は拍手をしてくれて、一緒に歌ってくれたり、「難しいでしょう、すごいね」「また聞きたい!」と声をかけてくれました。

めっちゃ嬉しかった。

そして現在

それからは毎月、『三味線ミニコンサート』と称した沖山の三味線演奏会を開いてもらっています。いまだにミスばっかりなのですが…。

今では仕事が休みの日でも職場に三味線の練習をしに行くこともあり、そんな自分にびっくりです。


一度は やめてしまったけれど、また始めた津軽三味線。

どうやら私は、自分のためではなく誰かに喜んでもらうための方が、俄然やる気がでるみたい。

そんなきっかけをくれた皆さまに、今日も感謝です。

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✴︎写真 石川県 金沢市

読んでいただき ありがとうございます。 頂いたサポートは、旅の資金に使わせていただきたいと思います。 また自由に旅行できる日を夢見て。