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「ADDress」が47都道府県すべてに拠点を開設。島根県津和野町には、カスタマーサクセス部門のオフィスを開設

「いつもの場所が、いくつもある、という生き方。」

月額4.4万円(税込)から全国の家に住むことができる多拠点生活プラットフォーム「ADDress(アドレス)」は、4月29日に島根県津和野町で新たな拠点を開設し、全国47都道府県の制覇を達成したと発表しました。

新たな拠点は、島根県南西部に位置する山間の盆地に立地しています。物件は築160年超の木造家屋で、石州和紙問屋を営む歴史ある古民家がリノベーションされたもの。会員向けに4部屋の個室が用意されている他、ADDressのオフィスも開設されました。カスタマーサクセス部門が設置され、都内から常駐正社員が移住するとともに、地元人材も雇用される予定です。

また、物件内に島根県立大学のサテライトオフィスもあることから、同大学とは地域連携事業「つわの未来塾」を毎月企画。1階の共有スペースで、地元大学生とADDress会員、住民たちが地域課題を意見交換し合うプロジェクトが発足されています。さっそく第1回目が、5月1日に行われたようです。

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ADDressは全国に拠点を整備する中で、交通系企業との連携にも注力してきました。たとえば、ANAホールディングスは会員向けに定額制の国内航空券サービスを提供しています。月ごとに往復2回分まで搭乗可能な「Aプラン」だと月額3万円(契約期間3か月)、往復1回分までの「Bプラン」は月額2万円(同上)です。5月6日からはANAホールディングス連携宿泊施設の初泊付、予約期限が搭乗日の10日前までとなりました。対象人数は50人ですが、毎月移動が必ず発生する人にとっては嬉しいサービスだと思います。

その他、神奈川県ではトヨタレンタカーとの連携プラン、香川県では株式会社フルスロットルと連携し、車とバイクのレンタル割引サービスを提供しています(プランの詳細は、プレスリリースをご覧ください)。

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「#全国創生」をスローガンに掲げるADDress。同社は、都市と地方が協力しながら地方への「帰属」と生活の「回遊」を促進することが、全国各地の関係人口増加を加速させる次世代の地方創生の在り方だと考えています。

コロナ禍でなかなか移動しづらい世の中になってしまいましたが、もう少し落ち着いたら、会員になって色んな地域をめぐってみたいなと思ったりしています。サービスのこれまでや今後の可能性については、下記の記事に詳しくまとめられているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

(画像出典:ADDress プレスリリース

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