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教職員の「自腹」 7割超が授業などの費用負担(朝日新聞)

「定額働かせ放題」だけでなく、ここにも大いに注目して欲しいです。
ほとんど内部関係者にしかわからない事情ですから。

思いっきりバラせば、公立学校は教材などを購入するのに、教科や学年に予め予算というものがあるというのは言わずもがなですが、例えば、理科の教材を購入したいと思っても、学校指定のルートからしか購入できないシステムになっています。つまり、ダイソーで買えば1個100円で買えるのに、指定販売業者を通してしか買えないから、業者価格1個900円で購入しなきゃならない。それを40個購入しようものなら、理科の予算が足りない➡購入できない、となるわけです。でも先生は授業に必要なのでダイソーで買っちゃいます。ダイソーで買った領収書を学校に出して、経費で落とせるんじゃないの?と思うでしょうが、それはできないシステムなのです。つまり、教職員の「自腹」になってしまうのです。

教材販売会社というのも、各地域、エリアごとに存在していて、学校で使うドリルなどは、学校と取引している教材販売会社からしか購入することができません。学校で使っているあのドリル、本屋さんでは売っていないでしょ?類似品はあっても、同一のものは売っていません。つまり、そういったドリルの出版社は特定の教材販売会社にしか品物を卸しません。教材販売会社は一般には販売せず、学校にしか販売しないシステムなのです。
一般人がどんなに頼んでも、ドリルは売ってくれませんよ。「学校の担任の先生に頼んで、学校から買ってください」の一点張りですよ。

これは、法律や条例で決められていることではありません!
教材の出版社、販売会社、学校などの関係者たちで、自分たちの都合のいいように勝手に決めて組織的に執行しているシステムで、実は何の拘束力も持たないのです。

なぜ、こんなシステムが出来上がったかといえば、まず、その教材販売会社が潰れないように、組織的に守るという理由です。だって、地元の住宅地の真ん中に「●●教材」という看板だけを掲げた、民間住宅同然のたたずまいの小さな会社があるでしょ?それも、ババァとジジィだけでやってるような従業員なんて数人のちっさな会社。あんなのがよく潰れないで何十年も営業しているかと、不思議に思いませんか?こういった理由があって、潰れないのです。
そういった根っこが、今回のこの問題へとつながっていることは、あなたにも理解できるでしょ?
こんなシステムが根付いてしまっている以上、この根っこを取り除くのは、容易なことじゃありませんし、ハッキリ言って、できないでしょう、ムリでしょう。

よほど、政権交代して、世の中の構造を刷新するまでは。
それでもできるかどうか・・・。

あと、付け足せば、公立学校校長などの管理職たちが、あまりにもだらしなさすぎるということ。サラリーマンだと言ってしまえば、それで終わっちゃうが、上に媚びるイエスマンでいるのではなく、町の議員さんみたいに、よくするための提言をきちんと言えるような人が管理職にいないってことだよ。管理職のダメなことはこれまでも散々書いた。
「払えなくて、悪いね」で済ますなよ!
小さな社会は、大きな社会の縮図。
政治がダメなら、学校業界もダメってこと。

故に、政治改革!
その一歩は、自民党政治を終わらせる!政権交代!!
自民党にすり寄る政党ではなく、真っ向から反対するような政党に任せてみる、それしかないんだよ!それが最後の一択です。
政権交代で、すこしでも明るい兆しが見えれば、あとは国民全員で盛り上げていこうじゃないの!
「わずかでも、その人に希望が持てるなら、任せてみる」
これこそ、新しい人を育てる、教育の第一歩でもあると思うんだがなぁ。

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