【一言書評】羽田圭介『メタモルフォシス』

羽田圭介
『メタモルフォシス』

門外漢(=ノンケ)から見たときの滑稽さもSM(=アブノーマル)の世界。その深淵なる性的倒錯には最大公約数的な価値観とは相容れぬ隔絶があり、理解者と共感者が少ないからこそ彼らは自分たちの個性に自信を深め同志との連帯(=競争)が高まる。ドSことSの極み女王とドMことMの極み下僕はそれこそ磁石のように引き合ってさらに磁力を増していく。エス極とエム極。

「サ」ポートに「シ」ェアと「ス」キ…『「セ」ンスが爆発してますね』という「ソ」ウルフルなリアクションまでお褒めの"サシスセソ"ください!