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声無き声を聞け

声が出なくなった。そう聞いたのは2週間前くらいだろうか。それはあまりに唐突で突然だった。失声症。様々な理由はあるが、声が出せなくなる病。声が出せない恐怖を感じた事が有るだろうか?多くの人は無いだろうと思う。話したくても話せない、助けて欲しくても声が出せない。何をするにしても、声を出せるのが当たり前の今日にあって、声が出せないことがどれだけの恐怖か。我々には理解できないくらいのものだろうと思う。

だからこそ余計に、声を届けよう。
声にならない声を届けようと思い、筆を取るに至ったのである。

これから書いていく投稿は、そんな1人の少女との記録。メッセージを通して文字だけの往復ではあるが、そこには計り知れない程の想いが詰まっていた。

《病気との闘い》

病気とは、身体に目に見えて分かるものとそうでないものがある。前者は身体的な病気、後者は潜在的な病気。それらはどちらにも共通する事がある。それな何か?痛みを伴い、精神を蝕むのである。
身体的な病気であれば体の一部分に異常があり、目に見えてはっきりと分かるものが多い。隠そうと思えば隠せるものもあるため、隠して日常を生きている人もいるかもしれない。
続いては潜在的な病気。ぱっと思い付くのは内臓系の病気だろうか。検査をしてみると異常な数値を叩き出すが、見た目には分からない。検査を行えば、病気と言われてもおかしくないくらいの数値を叩き出す可能性はありながらも検査を行わず、病気と診断されていない人もいるかも知れない。

冒頭の少女は幼い頃から病気と闘っていた。
幼い頃より孤独な闘いをずっと続けている。
そんな少女よりあるメッセージが届く。

『6歳の時に人と違うって気付いて、受け入れるから教えてと言って聞いて受け入れた』

6歳。何をしていただろうか。グランドを走り回り、野球やサッカー、ドッジボール、鬼ごっこ、その他諸々。虫取にプール、花火に、、、と思い出は尽きないだろう。そんな年頃にである。『受け入れる』事など出来るのか。しかし少女は当時、聞いて受け入れたと言う。あり得ない。理解できない。それもそう、我々には経験がないから。少女の歩んできた6年間を我々は経験していない。であるから理解出来る人など居ないであろう。普通に普通の生活を歩んでいたのなら。
6歳の少女はそれまでにいくつもの病気と闘い、生きてきた。たった6年の間にである。


そんな少女からのメッセージがここにある。

病気に負けないコツ。
現在も様々な病気と闘い続いている少女が綴ったメッセージ。どんな心境で、どんな想いでこのメッセージを書いたのか。少女曰く、自身が出来なかった事や自身が気付けなかった事であると筆者は聞いた。そして闘病中の今でもこの13のコツをひとつでも、ひとつずつでも出来るように頑張っている。頑張っている、というには語弊があるかも知れない。言葉を変えれば必死に生きている。

そろそろこの辺りで、今回の投稿は終わりにしようと思う。この関連投稿がどれだけのボリュームになるか、それはまだ分からない。なぜなら、

少女は今を懸命に、必死に生きているから。

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