見出し画像

沖縄でエスペラント語の試験を受けるメリットって??

沖縄県で試験監督のアルバイトを募集しています。
(詳しくは「アルバイト募集」をご覧ください。)

現在、エスペラント図書館は6月20日(土曜日)に沖縄県那覇市でCEFRに準拠したエスペラント語の試験「KER試験」を実施をするために準備をすすめています。

会場は沖縄産業支援センターです。
沖縄でのKER試験はすでに申し込みを受け付けています。


今回は沖縄県でKER試験を受験するメリットをいくつかご紹介します。

沖縄県でKER試験を受験するとつぎのようなメリットがあります。

・特別割引適用中(3月末まで)
現在申し込みをいただくと通常よりも安い料金で受験できます。さらに35歳以下であれば実質受験料無料で受験する方法もあります。(詳しくは「35歳以下なら実質無料でKER試験!?」をご覧ください。)


・口頭試験も受験可能
KER試験は筆記試験と口頭試験がありますが、これまで国内では筆記試験しか受験できませんでした。沖縄ではすべての級で筆記試験・口頭試験の両方が受験できます。
なお今回が国内で二度目の口頭試験の実施となりますが、わたしたちエスペラント図書館は国内最初の口頭試験も実施していますので、万全の体制をとっています。安心してお申し込みください。


・自主勉強会に参加できる(無料)
沖縄でのKER試験受験者限定で、月に1度の頻度で自主勉強会を実施しています。学習歴ゼロの状態から学習半年でB1(筆記)に合格した人や学習1年未満でB1(筆記・口頭)にベテランを凌ぐ高得点で合格した人を輩出した、他に例をみない実績を有する月額制エスペラント語教室の特別編を無料で提供します。頻度は月1度ですが、いま学習歴1年未満の人でもB1レベル高得点合格が射程に入るほどの中身の濃い学習に触れることができます。ここまで本格的な学習の機会が日本で提供されること自体極めて稀です。形だけのセミナーに物足りなさを感じている人にも、いつまでも初心者か中級者どまりのエスペラント人生を送りそうだとさびしいきもちになりかけている人にも、6月の受験日まで質の高い学習に触れることができるこの自主勉強会をお勧めします。自主勉強会への参加方法は沖縄でのKER試験に申し込むだけです。繰り返しになりますが、これが無料です。対応できる人数の上限に達したら締め切ります。申込フォームで自主勉強会参加希望を選んでください。今回はB1(筆記・口頭またはその両方)を受験する人を優先します。早めに申し込めば自主勉強会への参加可能回数も増えるので、早めの申し込みがおすすめです。


・「沖縄でのKER試験実施」という壮大な挑戦に参加できる
これまでKER試験は世界でもほぼ大都市でのみ実施されてきました。これは昨今のエスペラント語のムーヴメントが先進国中心、ヨーロッパ中心、大都市中心で展開していることと無関係ではありません。誰でもまなぶことのできるエスペラント語の公的性質をもった試験がもつ社会的意義は極めて大きなものです。しかしこの試験をだれもが受けられるような環境を整えようという動きは世界的に見てもほとんどありません。もちろん日本も例外ではないのですが、日本の場合、KER試験以前の問題として、エスペラント語学習環境の構築という点でうまくいっておらず、人口の多い大都市でさえ質の高い学習の機会が提供される保証がないのが実情です。有効な教育モデルを確立できなかったため、その必然として地方都市から「人材」を呼び寄せて大都市中心主義的運動モデルを継続させていこうという発想に陥ってしまえば、その負の循環は今後も大都市中心主義の形骸化を加速させていくばかりでしょう。実は、この問題はフラクタル構造に似ていて、世界的なスケールでも同様の現象を観察することができます。そして一極化と空洞化という一見相反する構図がいまいたるところで築かれつつあります。エスペラント語の本来の可能性を花開かせ、学習する個人がその恩恵を十分に享受していくためにも、エスペラント語を展開させていくうえでの考え方を転換することが必要です。すなわち、既存の組織の存続のための広告宣伝を志向した活動ではなく、いま学んでいる個人の語学力向上を第一に考えること、あくまでも意欲をもった個人をサポートする体制に切り替え積極的に多極化を推進することです。この沖縄でのKER試験とその前段階に用意した自主勉強会は、KER試験を受験したいという個人がいればたとえそこに多数の受験者がいなくても、オランダのハーグにいる責任者とSkypeでやり取りできる人がいなくても、試験実施者が当該地域に住んでいなくても、質の高いエスペラント語の学習を経験したいという個人、そして地方都市に住みながらKER試験を受験したいという個人の希望を叶えることは可能なのだということを世界に示す機会となるでしょう。沖縄でのKER試験に参加することは、既存の流れに逆行する、この大きな転換に参加することでもあります。ぜひ今回の沖縄でのKER試験を契機として、エスペラント語の一番面白いところを存分に体感していきましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?