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体を冷やす「6つの原因」 ・1

①筋肉不足(特に下半身)
人間の筋肉の70%以上は腰より下に存在します。
運動不足、つまり筋肉運動の低下が産熱量の低下をもたらします。

②夏型の暮らしと冷房の悪影響
夏には体を冷やすための体の生理や生活習慣が備わっています。
そのうえ、クーラーが加わり体の冷えに拍車をかけてしまいます。

③ストレス
ストレスがかかると、緊張ホルモンであるアドレナリンやノルアドレナリンの分泌が高まり、血管が収縮して血行が悪くなり、やがて体温が低下してきます。ただし、脳からの産熱量はかなり多く、よって、逆にあまりストレスのないボーっとした状態では脳の血流が悪くなり、脳の産熱量が低下して体温の低下を招くことになります。
よって、ストレスはほどほどにあった方がいいといえそうです。

④入浴法が悪い
シャワーだけで入浴を済ませることが多く、低体温化の一因となります。
湯舟にきちんと入る入浴は、全身の血流をよくして、全臓器、細胞の新陳代謝を促進して体熱を上昇させます。

⑤薬(化学薬品)ののみ過ぎ
鎮痛、解熱剤を筆頭に、ほとんどの化学薬品は体を冷やす作用があります。
それは薬の副作用によって、時として生ずる薬疹(ジンマシン、湿疹)や嘔吐を考えればわかります。薬で体が冷えるので、余分な水分を体外へ排出し、体を温めようとする反応だからです。
慢性的に服用することは、体を冷やし、様々な病気の下地になることもあります。

⑥食べ物・食べ方の誤りの4つの原因
(1)食べ過ぎ
食べ過ぎると、睡魔と疲れがどっと出ることをよく経験します。
なぜなら、食物を消化するために、多量の血液を配給して胃腸を働かせる必要があるからです。つまり、産熱量の多い脳や筋肉へ配給される血液量が低下するため、体熱が低下し、様々な病気を誘発する原因にもなります。
逆に、小食やファスティングなどは、胃腸への血流が少なくすむので、多くの臓器への血流が多くなるため、病気が治りやすくなるのです。

(2)体を冷やす食べ物
漢方医学では、体を温める食物を「陽性食品」、冷やす食物を「陰性食品」として、治療や健康の増進に利用してきました。
一世代前の日本では、野菜は煮たり焼いたり、温める工夫をしていました。
パンやバター、マヨネーズなどの洋食、バナナやパイナップルなどの果物もほとんど食べませんでした。
現代人は総じて体を冷やす食べ物を食べ過ぎている、といえます。

体を冷やす食べ物を列挙すると
(ⅰ)水分の多い食べ物・・水、酢、お茶、コーヒー、コーラ、牛乳、ビール
(ⅱ)南方産の食べ物・・・バナナ、パイナップル、ミカン、レモン、メロン
           トマト、キュウリ、スイカ、カレー、コーヒー
(ⅲ)白っぽい食べ物・・・白砂糖、化学調味料、化学薬品
(ⅳ)柔らかい食べ物・・・パン、バター、マヨネーズ、クリーム
(ⅴ)生野菜・・・水分を多く含むので体を冷やす

(3)塩分制限の悪影響 
(4)水分のとり過ぎ
*このテーマは Vol・2に続く

   


               



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