40代でHSPが発覚|人生の振り返りを試みる(幼少期編)
このnoteでは沖縄に移住をした40代独身男性がふとしたきっかけ(仕事によるストレス)から自己診断の結果、自身がHSP気質であることに気付きこれからの生き方を考えるために綴ります。
HSPについては前回の記事で概要を説明していますので参考にして下さい。
集団に馴染めなかった小学生時代
三つ子の魂百までと言いますが生まれ持った気質というのはそうそう変わる物ではないとこの歳になっても思う所があります。
(極端な自己変容やトラウマのような経験をした方はこの限りではないと思います。予め)
今になって振り返ると幼少期の経験で感じた事で記憶に残っている出来事の中にもHSP気質と関連性の高い出来事がいくつかありました。
小学校低学年 定期的に保健室のお世話になる
小学校に入学した頃の私は集団生活の中で時折、疲れを感じてしまい定期的に保健室で過ごす事がありました。
熱があるとか気持ちが悪いとかでは無く、当時の私も何となく集団の中で長時間過ごすという行為が気疲れの原因なのではないのか、と今では振り返る事が出来ます。
ただ、同級生で自分のように保健室に度々お世話になる子は多くなく、自分は男の子なのに弱いなぁと思ったかどうかは定かではありませんが只々、教室という大勢の子供と教師が同一空間に居ると言う空間から逃げ出したかった記憶が蘇ります。
この出来事をHSP的観点から見直すと、大勢の生徒や教師の機嫌と言った心の機微に敏感に反応してしまい、幼い頃の自分の精神に負担が掛かっていたのだと思います。
この傾向は小学校低学年の間は定期的に訪れていました。
それでも学校生活に慣れ始め、授業に対する姿勢(適度に聞き流す)を子供ながらに工夫して行くことで徐々に保健室のお世話になる事が減りました。
男らしさを求められた小学校高学年
小学校高学年になってからの担任教師との相性は最悪でした。
HSP気質の私は、自分で言うのも何ですが幼少期から穏やかで争いや競争を好まない平和主義者←この当時からHSP気質がうかがえます。
ふとしたことでやんちゃな同級生に絡まれ結果、泣き虫、意気地なし、根性無しとレッテルを張られてしまい事あるごとに熱血漢の教師から発破を掛けられる羽目になり、本当に嫌な記憶として蘇ります。
運動会などでのとりわけ大勢での団体競技や集団からの注視などHSP気質の人からするとすぐにでも逃げ出したくなるようなシチュエーションも何とか乗り越えて来た過去の自分を改めて褒めてあげたくなりました。
男らしくしろ、泣くな、声を出せと体育会系の乗りとHSP気質の人は、本当に慎重に人を選ぶので細心の注意が必要だと今は思います。(相性の問題)
もし、この投稿を読んでいる方でお子様がもし学校での悩みを抱えていたりする場合はHSP(HSC)気質の可能性も視野に入れて向き合ってあげて下さい。
※HSP(HSC)は生まれ持っての気質であるので治療をすれば治るモノではなく気質を理解し受け入れる必要があります。(自身による自己受容と親しい家族の方の理解が必要不可欠です)
周囲にあまり馴染めなかった中学校時代
繊細で敏感な感性を持つHSP気質の私は当然のようにいわゆる活発な中学生男子の勢いに馴染めず、一部の活発な生徒に目を付けられる始末、もちろん人付き合いにおいて社交辞令的なコミュニケーションが必要な事は子供でも必要だったりしますが、こちらからの嫌悪の眼差しを相手も感じ取っていたのでしょう。それに関してはお互いさまという事で、嫌だと思う相手には距離を取って物理的に近づかない努力が摩擦を生まない方法と今なら言えますね。
音楽に出会った中学校時代
学校生活での良い思い出はあまりありませんが私が中学校時代に出会った音楽には今でも心の安らぎと平穏、活力を貰う事が出来ています。
これは本当に出会いに感謝ですね!
THE YELLOW MONKEY
X JAPAN
LUNA SEA
BUCK-TICK
数え上げたらキリがないくらい音楽に救われて来ました。
ある調査によると人は10代前半に影響を受けた音楽を生涯に渡り好む傾向があるようです。
あの頃の自分へ HSC(Highly Sensitive Child)時代の自分へ
40代を過ぎHSP気質だと自覚できた時に感じた事があります。
過去の自分がずっと抱えていたモヤっとした感情がスーッと晴れて行く感覚です。
集団生活に馴染めない→ 周囲の他人の感情に振り回されやすい、周囲に気を使いすぎる
子供ながらに一人の時間を大切にしていた。
男らしさを求められる→ そもそもHSPは競争や争いを好まない
同年代、同性との同一性を求められる→ 男はこうあるべきといったべき論に当てはまらない気質がHSP
日々平和に穏やかに過ごし、読書と音楽、優れた芸術をたのしみ、動植物をこよなく愛し、季節の変化を全身でかんじながら物事についてじっくりと考える。
このようなHSP気質は幼少期の自分自身の根底と言うかほとんど変わっていない部分です。
自分自身を見つめ直す行為はある種の嫌な記憶と対峙することでもあり、勇気が必要なことでもあります。
HSPという概念を通じ、今まで自分自身の中で解消できなかった思いや疑問に答えが出せた事は今後の人生にとって有意義な事だと感じました。
本音ではもっと早く知っていたらと思う部分はありますがこれからの人生においてHSP気質を知り理解を深めて行くことは生きていく上で大事な判断基準になりそうです。
自身の過去をnoteで公開する部分には恥ずかしさもありますが同様の悩みや生きづらさを正に今、抱えている人への参考になればと思い綴りました。
この文章を読んだ方の気持ちが少しでも動いたら、明日への活力に少しでもなれれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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