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祖母の三回忌法要より考えて居た事

先々週、突如母上から祖母の三回忌を伝えられたアタイはまたあの親戚軍団の接待係にならねばならぬのかと悩みに悩んで超調子を崩した。

木曜日のパグLove先生との診察で生きて行けると人生を新たに生きようと誓った翌日の転落だった。

やはり家族親族は鬼門だと感じた。

伝えられた時は前日のテンションもあって、皆様ご夫婦とお会いしますとトラウマの再燃でパグLove先生との治療が台無しになるのですと言えたのだが。

丁度その週に両祖父の軍歴証明書が取り寄せられる可能性が出た事もあり、自分が如何にあの第二次大戦でエグい所へ行って帰国出来たからの孫なのか等を永遠グルグル考えて居たものだから始末が悪かった。

アタイが悩むのは我儘なのか。
アタイの凹みなんて祖父母の時代やそこから産まれ育った両親に比べたら何と恵まれた位置に居るのに何なのだろうか。

しかも祖母はアタイをネグレクト状態の両親に代わって躾からをきちんと叩き込み、学びたい事へ正しいアンサーを下さった方。

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙~どうすりゃいい~
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙~何が正解何だろ~
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙~誰か誰か助けて~

と、のたうち回った後、パグLove先生にmailを送った。

パグLove先生は三回忌回避を良き選択と仰って下さった。

そしてようやく安心したアタイは祖母の墓前用に祖母が大好きだったパンケーキをせっせと前日に焼き、翌日に母上へ持って行って頂く事にした。

しかし、焼きながらキッチンの椅子に座ってオーブンを見詰めていたら、何とも言えない気持ちに胸がザワついた。

そこでもう一度母上に出席メンバーを確認した。

すると何と、今回は平日のお昼前後と言う事も有り、叔父夫婦&母上と妹だけの出席だと言う。

祖父の兄姉も祖母の弟もそのご家族やその他親戚も列席しない案件!
しかも、妹の旦那様すら来ない!

しかもお寺さんは実はアタイ宅からめっちゃ遠い訳では無い為、お寺さんで叔父が暴言吐いてアタイが辛くなれば帰れる選択肢バッチリの位置。

そして会食は昔からのいいお寿司屋さんのお座敷個室。

行こっかなぁ~。
悪くないなぁ~。

と、母上に夕方今更なのですが~と連絡を入れたら母上ルンルンとなり、即OKが出て翌日を待つ事となった。

しかし1つだけ問題があった。

…喪服が入らない体型になって居たのだ。

( ゚д゚)オ…マイガー…

こりゃ春用のブラックのパンツにブラックのジャケット、ブラックのハイネックニットに葬儀用のパールネックレスで逃げる作戦で行くしか無い。

あ~軽いフォーマルにも使える上下を最近購入して置いて良かった~。
グッジョブだよ~の、瞬間だった。

しかもお寺さんだから靴を脱ぐから革靴履けない事を突っ込まれる凹み感が一段と少ないし。
(アタイは膝が悪いので軽いスニーカーしか今は履けず、ほぼほぼランナーが履くようなシューズを愛用しております…お色味は一応ブラック)

仏教が始まったインドは人が亡くなれば今でもご遺体は河川敷で平気で焼くし、その後のご遺骨も残灰もガンジス川に流される。
それは高名な修行僧ですら同じで骨壷やお墓にお金の心配や悩みを持つ事はほぼほぼ無い。

しかし、日本の仏教はまぁまぁ異なる。
(勿論、他宗教ももれなくだけれど)

今でこそ樹木葬がちょっと著名人の使用も有り名が通った感覚は有るが、メジャーなのはやはり当たり前の感じで骨壷にご遺骨を入れお墓に入る事パターンだろう。

アタイの父方の祖父は大正産まれにしては身長が大きく(約180cm近かった)霊安室から自宅に戻り棺に入る時に棺が小さくてチェンジし、ご遺骨が余りにもしっかりしていたので骨壷に収まらず骨をガシガシ粉砕されて焼き場で皆が大笑いとなった方だった。

母方の祖母は身長も150cm程、骨粗鬆症もあった為、そのような心配も無く寧ろご遺骨遺るかしら?レベルの方。

そして今回の葬儀時にアタイは骨壷にもグレードが有る事等を知りギョッとした。

ただでさえお墓にしたって御堂に近い場所と離れた場所で同じお寺内ですらお墓の土地の価格は異なり、墓石も石の素材や大きさでまた価格は異なる。

挙句に都内と関東のアタイの住む辺りでは全く同じ面積の墓地で価格はゼロ1つ違ったりする。
(都内のお墓は下手すると家が建つ価格で恐怖でしか無い)

何と言うか、亡くなった後もこんなにお金がかかり、男性陣は自分の親のかかったお金でマウント合戦。

アタイには全く分からない世界、それは死後の世界より、亡くなった場合に家族が支払う金額の単位の方だった。

生活保護のアタイは年間で100万もかからず生きて行けるが、その5年分強が祖母の家族葬では使われた。

うむ、自分でも真面目によく分からん世界だ。

教会でお葬式となると教会が式場で先ずそこでお金はかからないし、骨壷も決まっているし、お墓も教会の共同墓地でお返しのお品やちょっと教会に献金する位な為、およそかかっても10数万で済む。

アタイみたいに無縁仏を目指す者はノーマニーだったりする。
(いや、骨壷代金等を市に御負担頂く事には勿論感謝しております)

亡くなった遺体、魂も入っていない肉の塊。
そこに何の価値があるのだろうか。
そこに価値を付けてマウント合戦をする意味とは何の為なのだろうか。

やはりアタイは余りにこの世の価値観について行けない人間な模様でした。

アタイの着れなくなった喪服もそんな高級品では無いと思って居たけれど、今回眺めて居たらそれなりにしっかりした生地で、母上や叔父達の物は更に上等な物でした。

年齢に対する物を身に付けなさい、そうでなければ恥ずかしいでしょ?
あなた、一体幾つだと思っているの?
ちゃんとして!

上記は20歳には言われていたアタイへの母上からの言葉で、未だミッフィーちゃんのハンカチやCOCOちゃんのハンカチ、グッズ、トトロ愛に溢れた物を使用するアタイは母上からあなた何歳?と、溜息付きで言われます。

アタイはゴリゴリのROCKT shirtで夏は過ごし、冬はまっくろくろすけの状態、春夏にちょいと冒険色やホワイトのワンピースを取り入れたりするのが定番ですが、それも母上には(勿論父上も)良く思われておりません。

自分が自分の好きを好きだと生きる事が悪であったり、死後にすらお金の心配をしなければ成らないって、そりゃ若い時に配偶者や子どもを遺す場合なら分かるけども、自律した大人がそれを遺産問題含めあーだこーだと複雑な状態になるのは一体どの時代から始まった風習なのでしょうか。

神様が創った地球に生まれ、そこから産まれ育ち、また土に戻る。
そこにお金は必要なのでしょうか。

三途の川を渡るのにまで何故お金を払わにゃならんのじゃ?
その三途の川の船長さんにまで良い顔が必要なん?
三途の川でも生活費がかかるの?

天国と地獄に行く迄もガチ面倒臭い世界。

指定文化財の涅槃図絵に描かれた伽羅の樹は今、めっちゃ少なくなって伽羅のお香は高騰して居て良い物はg万単位らしく、お寺さんでその様な話が普通に出る事にも世の諸行無常を感じました。

生きるも死ぬも大変な世界。
改めてそんな事を考えた祖母の三回忌でした。

新しい1週間、今日は月曜日。
もうお仕事タイム、学業タイムでしょうか。
アタイは今日、アレルギー内科受診とまたも溜め込んだ洗濯物をコインランドリーへ持って行く予定です。

水仙の花も梅の花も香り良く咲き、街のお花屋さんも賑やかさが増してまいりました。
皆様は何のお花がお好きでしょうか。

そして今年の花粉はえげつない量が飛び回っておりますが、眼とお鼻や皮膚は大丈夫ですか?

そろそろ日焼け止めもしっかりしないとですよね。

寒いな~冷えるな~とは思いつつ、春が確実に来ておりますね。

皆様にとってどうぞ健やかに愛でる春の到来となりますように祈りを込めます。

この度もここまでお読み下さり有難う御座いました。
感謝を込めて😸💗✨

指定文化財の涅槃図絵
81歳で描き上げ…江戸時代の作品

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