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やる気を引き出す方法

実習中にこども研究をしながら考えていることは、子どものやる気についてである。外国語の時間の授業を参観していて、ふとこんなアイディアが浮かんできた。これはnoteに記さなくてはもったいない。

例えば…車のエンジンをかけることを考えてみよう。

車のエンジンをかけるには、ガソリンが必要である。おそらくそのガソリンにあたるのが、子どもたちの動機付けなのだと考える。

動機付けには2種類があり、内発的動機付けと外発的動機付けがある。本来はもちろん内発的動機付けがいいのかもしれないけれど、動き出せれば、ハイオクもレギュラーも軽油も関係ないのである。

私たち教師にできることは、とにかく子どもたちが自分でエンジンをかけるようにさせること=動き出すことだと考える。

だとすれば、外発的動機付けを有効に使ってもよいのだろう。

シールやポイント、ご褒美などは教育的によくないのでは?これが目的になってはよくないから、という話があるのだけれど、私は、とにかく何でもいいからまずは、エンジンをかけさせることが大事なのでは?と考えるようになった。

シールやポイントで動き出すのなら、それをやってみればいい。そうしてエンジンがかかったのなら、今度は目的地を示してあげればよいのではないだろうか。

この学習(学び)がどこに繋がっているのかを子どもたちにわかるように示し、自らエンジンをずっとかけっぱなしにさせる仕掛けが必要であろう。

外発的動機付け→内発的動機付けに変えるのだ。

そこまでいってはじめて、子どもが自分から動き出したと言えるのかもしれない。自立的という状態は、そのような状態なのかもしれない。

外国語の時間、ポイントを集めるために発表を頑張る児童を見て、そんなことを感じた。

まずは「やってみる」ことをさせるには、ごほうびは効果的だ。しかしごほうび効果は単発的だ。持続性があまり見られない。だからこそ、ごほうび効果があるうちに、教師は次の手を打ち、外発的動機付けを内発的動機付けに変えるための手立てを打たなくてはならないのだろう。

その手立ては、一人一人の児童によって違うため、全員にうまくいく特効薬などないのである。だからこそ目の前の子どもたちをみながら、教師が試行錯誤しながらひたむきに向き合っていくことが大切なのだと思う。




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